パソコン美人におんぶにだっこ

パソコン相撲 入門

おばあちゃん語録  6

2016-01-30 11:03:52 | パソコン相撲
行ったかと思ったら、まだ居たいや。
(高校のとき、朝寝坊してて)                 17才

よっ、よっ、よっ。
(私がバイクで、わざと近づいたとき)             17才

また、小便たれて。
(私のオネショを叱って)                    9才

私    「三里離れている」
ちい婆  「……」
(距離は、里の方がわかると思って言う)            17才

何時だいや。                         16才

縁起でもねえ。
(私がご飯に、箸を二本立てたとき)              16才

何言ってるか、聞こえねえや。
(テレビを見ても、耳が遠くて)                17才

オラが子供のころは、裸足で歩いたいや。            13才

私    「アンカが冷めた」
ちい婆  「……」
(冬、豆炭アンカを貸してくれた)               17才

アッタカポッポ、アッタカポッポ
(暖かいことを)                       17才

目ぐそり(目薬のことを)                   16才

医者に、よくこんな心臓で生きてると言われたいや。       16才

お念仏や~あ、お念仏や~あ(お経を唱えていた)        16才

一番~~○○寺、二番~~○○寺、三十三番~~○○寺
(曹洞宗のお経も唱えていた)                 16才

冥途の、みやげになるいや。                   17才





ちい婆は、明治の女である。
村一番の本家から嫁いで来た。

さあ、小説、小説。
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おばあちゃん語録  5

2016-01-17 12:27:09 | パソコン相撲
こんげん、でってけえ魚釣ってこれるようになったけ。
(信濃川で、50センチ位の鯉を釣ってきて見せたとき)      17才

背中かいてくれいや。                      15才

私    「バカヤロー」
ちい婆  「……」
(輪ゴムを、手首にはめてたを見て)               16才

よっ! (政則先輩が家に来たとき、背が高くて驚いた)      12才

汚ね  (私の悪い癖に)                    15才

私    「歩けなくなるぞ」
ちい婆  「……」
(トイレに行くのに、這い出したので)              18才

草片づけてくれいや、根が生えるいや。
(私が片づけなかったので、また言った)             17才

これ、形見で持ってけいや。(手毬をもらう)           16才

広かった部屋が、お前が来たから狭くなったいや。         17才

クロンボだいや。(テレビを見てて)               15才

オラなんかには、教えてくれねいや。               15才

私     「ちい婆、ご飯だよ」
ちい婆   「食いたくねいや」                 17才

そんなこと、出来るようになったけ。(私のホース遊びを見てて)  15才

屁が出たいや。                         15才

よっ!  (私が服を綺麗にたたんだら)             16才

ちい婆   「背中たたいてくれいや」
私     「(死ぬないや、死ぬないや、今度からいい子になるすけ)」
      「(こんないい人間はいません。私が保証します」
      「(もっともっといい所に、連れて行ってください」
(心臓発作のとき、私は願った)                 18才
                        

私     「こんな紙、書いたよ」
ちい婆   「ほっか」
(心臓発作で生死を彷徨ったとき、無意識で紙に一文を書く」    18才





ちい婆は、私にとって宝ものです。
今度生まれたら、いつもそばにいたい。

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おばあちゃん語録の、主人公のこと

2016-01-12 22:02:48 | パソコン相撲
おばあちゃんの小説を書くにあたり、人物像をふくらまそうと思います。



性格
強く優しく美しく、感謝の心を持った菩薩の様な人。

好物
みかん(おいしそうに食べ、皮を残していた)
梅酒(自家製の梅酒を蔵に飲みに行き、ほろ酔いで戻ってきた)
もも缶、パイナップル缶(歯が数本しか無かったので、食べやすかった)
くず湯(これは溶かすだけで出来た)
イクラ(ととんぼぼ、と言って喜んでいた)
バナナ(これは贅沢品であった。臨終間際も欲しがっていた)
かんてん缶詰(甘くて喜んでいた)
シロップ、かりんとう、ハッカ、ビスケット、パン、えびせん、カップめん、インスタントラーメン

いつもの、おかず
ごま塩(遠慮して、惣菜に手を出さなかった)

楽しみ
手毬作り(すぐ上達し、かなり綺麗なのを作っていた。形見でもらった)
私の写真アルバムを見ること。
フロに入ること。
お正月、小正月、ひな祭り、お盆。

好きな季節の順
春、秋、夏、冬。
冬の間は、雪の山で家からは出れなかった。

喜んでいたこと
実家に行って来ること。
姉の家に行くこと。
兄の孫の店での買い物。
私がいい点の、テスト用紙を見せたとき。
私が大きな魚を釣ってきたとき。
民謡を歌う

欲しがっていたもの
電気毛布(寒がりだった。電気代が食うので断念)
眼鏡(老眼鏡もなく不自由してた)
補聴器(私が安易に反対してしまった)
手鏡(代用品を使っていた)
入れ歯(歯が数本しかなかった)
手袋
時計
おむつ
おまる(使い方を間違え、使わなくなる)


私に頼みたかったこと
在宅
健康診断
身辺整理
歯医者
耳垢取り
ストーブの給油
糸通し
入浴の見守り
買い物の袋持ち
草取りの片づけ
歯磨き
爪切り
肩たたき
サロンパス貼り
手を温めること
寒さ対策
豆炭アンカ作り
着替え

食事
入浴
洗濯
散髪
介護
老衰のとき、寄り添うこと

旅行先
黒姫山登山(大正初期、信越線回り、家族で)
上京(親戚宅、東京見物、ユネスコ村、狭山湖、夫婦で、単身もあり)
高崎観音(夫婦で)
熱海
瀬波温泉(敬老会で)
山形(敬老会で)

行きたかったであろう旅行先
木津の湯(隣町)
佐渡
弥彦
寺泊
出雲崎
松島
出羽三山
日光
箱根
富士山
永平寺
京都
お伊勢参り
西国三十三ヶ所札所めぐり

老衰のころ、行きたかった所
実家(じろ助宅)
母の実家
姉の嫁ぎ先(ねの助宅)
萬屋(兄の孫の店)
墓参り

常備薬
救心(心臓に持病があった)

教え
悪い人間にだけは、なっちゃなんねど。
火、粗末にすんでなんねど。
米、残すと目が潰れるぞ。
馬鹿かまっちゃ、なんねど。
盆と正月には、帰って来ねばなんねど。
畳の目にそって掃くんど。
夜、口笛吹くんでねいど。
生米なんか、食うんじゃねいど。
もったいねえ。
ばちが当たるぞ。

宝物
写真帳
着物


自分の子を持つこと。
長生きをすること。(八十八の祝い)
私の子供を見ること。




さあ、どうなるかわかりませんが、雑誌に投稿します。
ブログには小説は載せられないので、後ほど知らせます。


私は風。風になればいい。
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おばあちゃん語録  4

2016-01-11 22:16:36 | パソコン相撲
おごったいや、おごったいや。(大変なさま)   15才

とうちゃんが~。                15才

やっか、出たいや。(私を怖がらせようとして)  15才

ちょこっと、飲めいや。(私が牛乳を床のこぼしたとき)15才

私    「ちい婆に似た、仏像があったよ」
ちい婆   「……」
(修学旅行での、三十三軒堂のことで)         14才

ないないしとけ。(私がふざけたら)        12才

コン畜生、コン畜生。(六三郎のことを)       12才

こんな家に、来るんじゃなかったいや。
(嫁に来たことを、後悔していた)          15才

いいフロ、だったいや。(フロが好きだった)     15才

もう、ちょっとの所で出たいや。(小便のこと)    16才

フロ入れいや。(私が稲の消毒で、真っ白になってきたとき)17才

私    「奥只見に行って来た」
ちい婆  「ほっか」
(バイクで遠出したのを言ったら)           17才

カド削ってくれいや。頭打ったいや。(タンスのカドのこと) 17才

でっけえ足が、どんと来たいや。(寝ててのこと)    17才

私    「旅に出て、帰って来たんだ」
ちい婆  「……」
(家出したやせ猫が、デブ猫になって戻ってきた)    17才

ちい婆  「お前、萬石屋に居るんだけや」
私    「……」
ちい婆  「体がべたべたして、おごったいや」
私    「……」 
私    「また、来る」
ちい婆  「行くないや」             
(臨終間際、一回目の見舞い)           18才
              

私    「今日は3月○日、もうすぐ春だよ」
ちい婆  「(うなづく)」
ちい婆  「フロ入れてもらったいや」
私    「……」
私    「診療所より、栗原のほうがいいだろ」
ちい婆  「(うなづく)」
ちい婆  「手が冷たくて、おごったいや」
私    「……」
私    「次郎助のばあちゃんと、ねの助のばあちゃん呼ぼうか?」
ちい婆  「(うなづく)」
      -----------
私    「来た」
ちい婆  「来たけ」
私    「こっちが次郎助のばあちゃんで、こっちがねの助のばあちゃんだ」
     「しゃべるときは、耳元で、でっけえ声でしゃべってください」
ちい婆  「手が冷たくて、おごったいや。ねら、手しっかり握ってろ」 
(臨終間際、二回目で最後の見舞い)        18才




いろいろ時間かかったけど、今度は語録に肉付けして小説にまとめます。
完成したら、故郷の墓前にささげます。
私は、恩を踏みにじった非道者です。
せめてもの供養になればと思います。

いずれ会えるでしょう。
そしたら、守りに守って守りぬきます。

チンドンイーシャー (待っててね)

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