全国文化財廻りの進捗状況

まるで「ニイタカヤマノボレ」である、行きたい所が山脈の如くある。
悠長な事は言ってはいられない、倍加する程の加速が必要なのです。
あと１０年若ければと、定番の様に私も思う。時間が大切。
ここに現５８才での、文化財廻りの進捗を割合の多い順に載せていきます。

ほぼ完了地域
東京、埼玉、山梨、千葉、青森、愛知、沖縄

半分ほど地域
神奈川、新潟、茨城、宮城、長崎、鹿児島

数割地域
京都、奈良、群馬、静岡、岡山、兵庫、島根、徳島

１割強地域
岩手、福島、長野、岐阜、三重、愛媛、熊本

１割弱地域
大分を除くエリア。

ゼロ地域
大分。

まあ、だいたいこんな感じです。（お寒いです）
私の文化財廻りは寺社が中心なので、全国に五万とあるので大変なのです。
自治体ごとのローラー作戦ですから、なかなか先に進めないのです。
いつしか文化財廻りは、文化財行脚、はたまた文化財修行に成りつつあります。
細かくまわるので、自宅からバイクや、現地バイク旅行、レンタサイクル利用。
凝りだしたら大変な事になります。私、数十年渡り憑りつかれております。
これはお宝廻りですね、もう最高です。歴史好きなのでたまりません。
さあ、魅惑の文化財に溺れますぞ、もう呪縛ですかな、恐っ。

愛知文化財廻り、とりあえずの完

愛知文化財廻りに、現地バイク３連休で１２回行きました。
豊橋、岡崎、豊田、知立、刈谷、名古屋、桑名を基点にまわりました。
奥三河を除いて、今回の一宮方面旅行で、とりあえずの完とします。
さすが中京は文化財が豊富でした。戦国三英傑の地、見所充分でした。
近代日本は、幕府を倒し明治政府を作った薩長土肥が動かした。
戦国の世を終わらせて天下泰平の世を作ったのが、ここ尾張、三河でした。
あのお三方は、尾張三河の言葉を喋っていました。みゃーみゃー、ですかね。
私は大河ドラマや映画でも、尾張三河弁でやってもらいたいと思います。
きっと臨場感がもっと出て、戦国時代がより見えてくるのではと。
いやー、愛知県で１２回、３６日かかりました。そろそろ、よそへです。

もうじき還暦だというのに、日本全国文化財廻りが進みません。
今年は３連休では三重県、４連休では岡山など山陽道、２連休では北関東です。
こちらは一県一県を集中して行くので、土地勘、距離感などの慣れが出ます。
この趣味は効率を考えないと先に進めません、日本は広くて深いですので。
愛知県、やっとのことでの完とします。これからが長い～～。
天然記念物は癒しも与えてくれます。えらい先達です、お会い出来て光栄です。

白山社　　　　北名古屋市高田町　　　　　市天　ツブラシイ
慶圓寺　　　　一宮市千秋町佐野　　　　　市天　カイズカイブキ
八釼神社　　　江南市北山町西　　　　　　市天　イチジク
稲木神社　　　　　　寄木町稲木　　　　　市天　ムクロジ
天満社　　　　　　　前野町　　　　　　　市天　フジ
山那神社　　　扶桑町南山名　　　　　　　町天　ケヤキ
天神社　　　　江南市草井町　　　　　　　市天　ボダイジュ
曼陀羅寺　　　　　　前飛保町　　　　　　市天　ムク
小寒神社　　　一宮市浅井町　　　　　　　市天　社叢
蓮浄寺　　　　　　　佐千原　　　　　　　市天　クスノキ
野見神社　　　　　　今伊勢町宮後　　　　市天　スダジイ
法信寺　　　　　　　北今　　　　　　　　市天　クスノキ
大明神社　　　　　　起　　　　　　　　　県天　大イチョウ・ヤマガキ
柄江神社　　　　　　明池　　　　　　　　市天　マツ並木
光願寺　　　　　　　玉野　　　　　　　　市天　コウヤマキ
太子山祐専寺　稲沢市祖父江町山崎　　　　市天　イチョウ
性海寺　　　　　　　大塚南　　　　　　　市天　イブキ・ムクロジ

あと、私は夏は北や高い所、冬は南へと快適な地へと旅行します。
今回は晴れて良かったのですが、バイク旅行なのでしばし休みます。
梅雨や真夏、台風シーズンは東北や北海道へとのパターンなので。
コロナも落ち着いて来たようなので、韓国旅行の準備に入ります。
実は韓国文化財廻りもしています。３年振りにやっとＧＯーです。
　

今度は伊勢崎から、本庄、上里、高崎、藤岡、神川の旅

また、伊勢崎発のバイク旅行をやって来ました。
私は現地でバイクを借りての、東西南北方面へと少なくても４方向へ向かいます。
東方向、南方向と旅したので、今回は西方向をまわって来ました。
年内には残る一つの北方向の桐生、足尾方面に行く予定です。

坂東太郎は、昔から暴れ川と言われて来ました。今もそうです。
江戸時代になって一大工事で流れを変えることで、江戸の水害を減らすことに。
太田道灌の頃までは、濁流となって武蔵野の原野を流れゆくまま。
もともとの江戸湾は、漁村が点々としたアシの生い茂る寒村でした。
明治以降も決壊、中洲の移動などで町の堺まで変えて来ました。
ここ伊勢崎でも、境島村地区は利根川を挟んで南側の埼玉側にも跨っている。
群馬、埼玉の県境は、川を越えての飛び地が多く見られます。

上野、武蔵の国境の神流川古戦場跡へ行って来ました。
ここは戦国時代最大の関東での戦場です。織田信長討たれるの２週間後のこと。
関東管領を任されていた滝川一益は急報を受け、すわ一大事と。
急ぎ上方へと戻らればならぬ、この隙を突くは北条氏直、数万の兵を進める。
迎え撃つ滝川勢は、上州軍を合わせても半分強で対峙することに。
時は天正１０年６月下旬、神流川の河原で、義の滝川と野望の北条とが激戦となる。
「炎熱石を焦がし、流水煮える中に阿鼻叫喚の死闘であった」と伝わる。
数には勝てずなり、滝川勢３７６０余、北条勢３００弱を屍とす。
両軍合わせての首塚、胴塚を見るにあたり寂寥の感に打たれる。
時代が動くとき、関東ではこの戦である。本能寺の変がなければ、違っていた。
後、北条家は滅ぼされ、織田家は秀吉に飼い犬のようにあしらわれた。
三日天下光秀、にわか天下秀吉、それでやっと天下泰平の江戸時代を向かえる。

天然記念物の中には、当時の風を知っているのもあります。
歴史の生き証人でもあるのです。私は畏敬の念が湧いて来ます。

城山稲荷神社　　　埼玉県本庄市本庄　　　　　　県天　　ケヤキ
　、、　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　市天　　ヤブツバキ
愛宕神社　　　　　　　　　　　中央　　　　　　市天　　ケヤキ
金鑚神社　　　　　　　　　　千代田　　　　　　県天　　クスノキ　　
　、、　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　市天　　カヤ
宝輪寺　　　　　　　　　　　　沼和田　　　　　市天　　カヤ
飯玉神社　　　　　　　　　　　沼和田　　　　　市天　　サカイチ
日枝神社　　　　　　　　　　　沼和田　　　　　市天　　ケヤキ
石神社　　　　　　　　　上里町神保原町　　　　市天　　柿
浄泉寺　　　　　　群馬県高崎市新町　　　　　　市天　　イチョウ
水宮神社　　　　　　　　藤岡市岡之郷　　　　　県天　　ケヤキ
御巡部神社　　　　　　　　　　矢場　　　　　　市天　　サカキ
石神神社　　　　　埼玉県本庄市児玉町小平　　　市天　　スギ・ケヤキ
八幡神社　　　　　　　　　　　　　　児玉　　　市天　　ツバキ・林


歴史好きなので、すべりが出ました。
旅をすると、その時代、また違う時代と、時を越えた楽しみが出来ます。
関東とは、まさに関の東である。京からすれば、関の先、昔は東えびすの国である。