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パソコン美人におんぶにだっこ

パソコン相撲 入門

ケ・セラ・セラ (自作詩)

2020-09-20 16:30:59 | パソコン相撲

籠城す 懶惰の蓑虫
ひねもすのたり 秋の宵

ふられ上手 ばか上手
文学かぶれのお慰め

空も愛せまい
闇も愛せまい
いわんや 人を
無頼派くずれの成れの果て

誰かをしたってるって
えっ 中也を
誰が まさか いや ただ
・・・・笑ったね そうそう

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一断片 (自作詩)

2020-09-20 16:22:15 | パソコン相撲

苦悩少なきゆえ
苦悩を求める奴
それは 無頼派

ソーニャは思った
私しかいない
私でなければいけない

小林を見よ
小林を知れ
ドスト氏が解けそうだ

三島は太宰を嫌った
似てる所があって嫌った
故に そうなった

懶惰は懶惰
この 法悦よ

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雪の野辺送り  (自作詩)

2020-09-20 16:11:08 | パソコン相撲

雪の音
・・・・帰ろうという
    帰らないという 
    帰れないという

ぼた雪 しとしと
泣いている

七つの時
山から鬼来た
血見た
亡びの病見た
目つぶれた

空のような棺桶
捨てられた果敢なさ
雪降る野辺送り
ぼた雪 ふるふる
泣いている

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十九の春  (自作詩)

2020-09-20 16:00:26 | パソコン相撲

十九の春
恵美は女になっていた
あの頃の恵美はいない

昔の日の憧憬 露と消え
流し目の少女 包む影もなし
笑いあったあの頃 時は流れ過ぎ
思い出そうとしても 笑い顔がない

なれぬ化粧をする いじらしさ
その戸惑いに あの日を見
その戸惑いに せめてもの 慰めを

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大地の響き (自作詩)

2020-09-20 11:29:38 | パソコン相撲
果てしなき地平線
大河レナの流れ
明かり灯る 凍る街
響くバラライカ

別れの無情
永久の別離
ナターシャの涙
響けバラライカ

響けバラライカ 魂の叫びを
響けバラライカ 氷とけるまで
響けバラライカ 出会いの日まで
響けバラライカ 恩讐の彼方へ
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水子の里帰り (自作詩)

2020-09-20 11:20:10 | パソコン相撲

雪の夜
観念の戸を叩くものあり
忘却の果てより現れるは
蝋燭に照る 二人の水子の里帰り

・・・・忘れただろう
・・・・忘れぬいただろうね

どこからとなく響く声
正気は狂気に変わる

・・・・オイラは 十八
・・・・アタイは 十六

・・・・オイラの父はヒモなのさ
・・・・アタイの父は美人局

どちらも同じアホウドリ
葬られた兄妹 母の背に寄生する

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自縛霊 (自作詩)

2020-09-20 10:52:58 | パソコン相撲
暗黙の命題
想念界を跋扈し 居着く魂を探ねる
それは病んだ者 化膿した者を好む
故に 一は十となる

知るや否やの戯れ言を
目を伏せりゃあいい執念を
化け物見たさの業の淵
救いなき怨念よ
三途の川も渡れまい

一命題
解いてはならね命題
それは 一秒の死
わかったら文学者
太宰の二代目
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天才詩人 (自作詩)

2020-09-20 10:42:47 | パソコン相撲
青雲の志かかげ
一言居士たる憂愁を
見ゆるではないか
青と慄とが

虚になりうる美
実になりうる虚
黄昏て知る 虚実折衷の世界が
見ゆるではないか

日傾き 晩鐘響く
祈りの十字はきられる

ボードレールの愛する雲
光輝く 斜陽の天上がり
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イタリア幻影  (自作詩)

2020-09-20 10:33:39 | パソコン相撲

我はゆく
ロンバルディア平原をただ一人
見果てぬ夢
真の美を追い
ポー川を下る

向こうから誰か来る
童顔のラファエロ来る
跪き乞う
風は通りすぎる

放蕩児くじける
往来に伏す
地に嘆く

耽美的ドンファンの叫びを
美の呪縛よ
ああ 懊悩よ

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少女と妖精 (自作詩)

2020-09-20 10:19:18 | パソコン相撲

妖精たちが飛んでいるんです
たくさんいるんです
私には見えるんです
私を包んでいるんです
本当なんです

それは粒子たちなんです
あなたは信じないです
でも 私にはわかるんです
いつか 粒子になるのがわかるんです
消えれなくて 切ないんです
粒子になって永遠に生きるなんて
とても嫌なんです

見てはならないものを 見たようです
トランキライザーが切れました
もう もういいです・・・・

 

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