2018年10月21日に高知県頭部にある馬路温泉に友人と二人で泊まりに行きました。
前日高知に泊まって、朝、高知駅11時19分発の列車で土讃線、土佐くろしお鉄道ごめん・なはり線経由で安芸駅に12時23分に着き、駅前の食堂で昼食をとった後、高知東部交通のバスで13時35分安芸駅前発の魚梁瀬(やなせ)行きに乗りました。
1日に3便しかないので、乗り遅れないように気をつけないといけません。
バスはコミュニティバスのような感じの小型バスで、乗客は最初から最後まで、私達と同じく安芸駅前から乗った女性の方一人だけでした。
しばらく海岸に沿って走った後、安田川に沿って山奥に向かって走ります。
海岸通りから山に向かって曲った辺りに土佐くろしお鉄道の安田駅があり、その前のバス停は「安田中学校前」です。前回馬路村に行こうとして安田駅で電車を降り、このバス停を探しましたが、見つけられなくてうろうろしている間にバスが通り過ぎていった苦い経験があるので、今回は安芸駅で乗り継ぎしたのです。やはり今もまだバス停はわかりにくい所に、目立たない標柱しか立っていませんでした。

だんだん山が険しく迫ってきて、道が曲がりくねり、狭くなってきました。

崖崩れしている場所があり、大規模な復旧工事が行われているところでは、交代で片側通行を行っていました。


赤い鉄橋がかかっている場所がありました。
この鉄橋は、かつて魚梁瀬森林鉄道が通っていた線路の跡です。橋の長さは43.2m、高さは6.28m、幅は4.64mで、単線の鉄道が走っていたことがうかがえます。大正元年に桧の木造で建造されましたが、機関車の導入に伴い、昭和4年、現在の鉄骨トラス橋に架け替えられました。安田川に架かる森林鉄道の代表的な遺構で、国指定重要文化財、経済産業省の近代化産業遺産群にも認定されています。今は町道として使われていますが、軽自動車までしか通ることができません。
バスを降りて見てみたかったのですが、一瞬の間に通り過ぎてしまいました。

約50分間バスに乗って、「馬路村役場前」に着きました。馬路温泉への道を尋ねると、運転手さんは親切にバスを降りてきて道を教えてくれました。

バス停前の馬路村役場は、田舎の村の役場にしては立派なたたずまいです。
ゆずの生産、販売で村興しをしてきたことが背景に感じられる景色です。

役場の横の小道を通って、裏手に廻ると安田川が流れていて、橋の上流に見えるのが今日の宿、馬路温泉です。

14:30過ぎに馬路温泉に着きました。
馬路村への旅(2)に続く。