ビバさんのさんぽ道

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2019年青春18冬の旅(3)多治見市モザイクタイルミュージアム(2)

2019-01-10 23:26:08 | 建物(岐阜県)

ミュージアムの入口を入ると、1階は受付と体験工房、ショップがあり、ホールにモザイクタイルで飾られた自動車が置かれていました。



体験工房。モザイクタイルを並べて作品を作ることができます。



順路は大階段を上って4階に進みます。階段室は巨大な登り窯のような土のトンネルになっていました。4階から3階、2階とエレベーターで降りながら観てまわります。


4階に常設展示されているのは、1995年頃から笠原町の有志が全国各地から収集・保存してきたタイル貼りの製品や建物の一部分などです。

裸婦像は下呂温泉旅館の昭和35~36年のもの。
下段横長のは東京都文京区おとめ湯の絵タイル。昭和29年創業。



安芸の宮島の絵タイル。東京都荒川区の桜湯男湯にあったもの。昭和5年頃。



鯉の絵タイル。東京都荒川区の桜湯女湯にあったもの。昭和5年頃。



小野道風の絵タイル。東京都中野区の花の湯。昭和40年前後。



瑞浪市常盤湯のモザイクアート。昭和35年頃。



流し台。



流し台。
キュンとくるかわいさ。



流し台。昭和38年頃。



流し台。



浴槽(D型。笠原町。昭和35年頃)と洗い場(可児市。昭和38年頃)。



浴槽。団地用。



浴槽。団地用。



かまど。昭和10年頃。







便器。



便器。二つとも笠原町個人宅。明治時代のものか。




竹を模したモザイクタイルで作られたタワー。



3階に降りてくると、いくつかのテーマでの展示がされていました。

先ず、タイルの製造工程について。
成型→色付け→焼成をする過程で昭和30年頃に使っていた道具類。



現在のタイル製造の様子。裏面の紙の上にタイルが並べられていて、貼り付けた後、紙を剥がしていきます。




モザイクタイルの見本。


次に、笠原モザイクタイルの前史。


旧岐阜県庁総合庁舎床面。
大正13年。常滑焼か。



マジョリカタイル。昭和初期か。




緑の花の部分がマジョリカタイル。昭和2年頃。



静坐社の洗い場の吐水口。
静坐社は京都吉田山西麓にあったが、2016年に解体される時に昭和4年の棟札や泰山製陶所の銘のあるタイルが発見され、日本の伝統的な住宅様式に西洋の住宅様式を取り入れていたことがわかりました。



商店の陳列台。下部はタイル張り。中に代用陶器のナイフ・フォーク・キセル・手りゅう弾・笠原茶碗などが展示されています。



京都四条河原町近くの喫茶「築地」の壁面写真もありました。
創業は昭和9年。いろいろな形の窯変タイル、布目タイル、レリーフタイルをパッチワークのように組み合わせる池田泰山の集成モザイクタイルです。



そして、戦後笠原モザイクタイルのあゆみ。

タイル貼り浴槽。







調理台付き流し。昭和35年頃。
こんな風にタイルを貼った流しやお風呂がよくありましたね。なつかし~いです。
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