明治20年代に日本で初めての私立博物館として財団法人神苑会により企画され、1909(明治42)年にルネッサンス式鉄筋コンクリート平屋建の建物が現在の位置に作られました。設計は片山東熊。
戦災で建物と収蔵品の大部分を焼失しましたが、昭和28年に二階部分が付け加えられて復旧されました。国の登録有形文化財です。
中には、伊勢神宮関係の神宝、御衣等の神様の持ち物、神宮関係の遺跡紹介、おかげ参りや御師の参宮資料、奉賛美術品等が展示されていて全部見てまわるのに大分時間がかかります。
建物の中も高い天井や、八角形の部屋等、片山東熊の宮廷建築の技法が現れていましたが、撮影禁止なもんで、残念ながら。



この一帯は、外宮辺りの騒々しさとはうって変わった静けさで、訪れる人もほんのわずかでした。