ビバさんのさんぽ道

みやこの建物、お庭、お花、あれもこれも見てみたいと欲張りビバさんがでかけます

愛宕道の慈眼堂

2009-03-16 00:02:18 | ぶらり都めぐり
嵯峨清涼寺からまっすぐ西へのびる道は愛宕山へ向かう愛宕道で、両側の一帯が中院と呼ばれ、12世紀の末頃、藤原定家が山荘を営み、しばしば訪れた地です。

辺りには京郊外風の民家が今も残っていて、しっとりとしたたたずまいです。(賑やかな観光客が通らなければ)


道の途中に慈眼堂(じがんどう)という小さなお堂があります。


慈眼堂の本尊、木像千手観音は中院観音と呼ばれ、藤原定家の念持仏であったものが土地の人に受け継がれたもので、鎌倉時代初期の藤原風仏像の特徴を備えた保存状態のいい像で、京都市指定有形文化財になっています。
お堂の外からはお姿を見ることはできませんでした。

慈眼堂では、毎年正月14日の夜から15日の日出まで「日待ち」の行事を行い、また定家とその子の為家の法要も営んでいます。

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