ビバさんのさんぽ道

みやこの建物、お庭、お花、あれもこれも見てみたいと欲張りビバさんがでかけます

旧石川県庁舎石引分室

2007-12-23 23:16:46 | 建物(石川県)
金沢城と兼六園の近辺には近代建築がゴロゴロしていました。

先ずは、旧石川県庁舎石引分室。成巽閣の裏手すぐ、県立能楽堂の隣に目を引く二つの建物が並んでいました。


向かって左側のこの建物は、
「登録有形文化財。
明治31年に金沢城二ノ丸跡に建築された旧陸軍第九師団司令部庁舎で、昭和43年に現在地に移築された際、両翼がほぼ半分に切り縮められたほかはほぼ原形を保つ。
木造2階建瓦葺で、正面玄関のピラスター(付け柱)やペディメント(三角形の切り妻壁)、上げ下げ窓の下に付けられた手すり状の意匠など、初期洋風建築のもつルネサンス風の外観を特徴とする。
明治期の庁舎建築の好例であり、造形の規範となった建物として貴重である。」
(案内板より)

半分に切り縮められたと聞くと、そういえば何か寸詰まりな感じがします。


こちらは、
「登録有形文化財。旧陸軍金沢偕行社。
明治31年の旧第九師団創設とともに旧陸軍の将校クラブとして金沢市大手町に建てられ、同42年に現在地に移転し、増改築が加えられ現状の姿になったと伝える。
木造2階建、マンサード風の瓦屋根(2つの異なる勾配をもつ屋根)とバロック風(曲線を多用する動きのある意匠が特徴)の外観をもつ。
隣接する旧陸軍第九師団司令部が簡素な庁舎風建物であるのに対して好対照の、華やかな技巧を凝らした明治ロマンを感じさせる建物である。」
(案内板より)

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 旧三田商店 | トップ | 金沢文芸館 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

建物(石川県)」カテゴリの最新記事