淳一の「キース・リチャーズになりたいっ!!」

俺好き、映画好き、音楽好き、ゲーム好き。止まったら死ぬ回遊魚・淳一が、酸欠の日々を語りつくす。

「HEAT WAVE!」

2007年08月17日 | Weblog
 今日は猛暑も少し和らいだ。
 昨日までのギラついた太陽は影を潜め、今日の金曜日は、どんよりとした灰色の雲が空一面を覆っている。

 日本列島は猛暑が続いていて、岐阜県の多治見市では昨日の午後2時20分、埼玉県の熊谷市では同じく42分に、40.9度の最高気温を観測し、1933年に山形市で記録した国内最高気温である40・8度を、なんと74年ぶりに更新したらしい。
 今年の猛暑は凄まじい。
 北極海沖の氷の面積も過去最小になったというニュースも入ってきたし。地球温暖化はもう抜き差しならない所まで来ているのでは?

 ただ、この猛暑の中、熱中症で亡くなられた方々には大変失礼だけれど、個人的に暑さには全く慣れっこで、夏大好き人間なので、昨日まで毎日、お昼休みにはオフィスから約2キロ程度離れた海まで自転車を漕ぎ、隣接している公園で甲羅干しをしながら太陽の光を体いっぱいに浴びていた。

 それに昨夜は、土曜日の「東北新幹線 八戸~新青森間開通記念マラソン」(って別に正式なイヴェントでも大会でもなく、単なる仲間内のマラソンですが)のために、少しジョギング。軽く4キロ程度の走り込みなのに、Tシャツはびっしょりと汗で濡れていた。
 そのあと、また夜の街に繰り出して大量のビールを飲んじゃったけど・・・。

 そういえば、三重県伊勢市で、生活習慣病予防のためにメタボリックシンドロームと疑われる市長ら幹部職員7人による減量作戦に参加していた、その中の一人の男性課長が運動中に死亡したのだとか。
 確かに肉体を酷使して体を鍛えることもいいけれど、一歩間違うと大変な悲劇が訪れる。

 活性酸素は、ストレスや過激な運動で発生するもので、それが老化や生活習慣病や癌の原因にもなると言われている。
 活性酸素って若い時だと何とか回避出来るらしいんだけど、歳を取ると酸化、いわゆるサビる速度が速くなり、いかに活性酸素を出さないかが重要な健康ポイントとなるわけで。

 凌ぎ易い金曜日は、仲間たちとビア・ガーデン。
 8人の仲間が集まって、他愛のない話で盛り上がる。二次会も誘われたけれど、明日は朝5時起きで走らなければならないので丁重にお断り。
 そのまま家路を急ぐ。

 祭りも終わり、お盆も過ぎ、首都圏から夏休みで帰郷していた人たちも去り、街はひっそりと静まり返っている。
 ほろ酔い加減で夜の空を見上げてみた。涼しい風が吹いている。流れる薄墨色の雲の隙間から星空がちらっと覗いている。

 今、我々が暮らしているこの現代は、温暖化や環境破壊で自然との調和が崩れている。そういう意味では、昔の時代に生きていたら少しは今より寛ぎやすかったかも。なんてふと考えてみる。

 オリコンが調査した、「いつの時代に住みたいか」アンケート調査結果によると、住みたい総合第1位に選ばれたのが「平安時代」なんだとか。
 まあ確かに、平安時代って優雅さと平穏と煌びやかな文化が同居しているイメージだ。
 とは言っても、平安時代は平安時代なりに過酷で厳しいな時代だったのではと思うけどね。医学だって食料だって、決して充実していたわけじゃないだろうし。

 因みに、第2位は「江戸時代」。第3位が「明治時代」。
 これも分かる。イメージ自体は、映画やテレビや小説などで自然と頭にすり込まれているだろうし、風格とかノスタルジックな香りとか、両時代に特有の雰囲気が住みたいという気分を多分高めているのだろう。

 でも僕たちは、この時代とともに生き、ここで一生を終えるしかその術はない。だからこそ、一人一人が自覚と矜持を抱き、この世界の未来を語ってゆくことが必要なのである。本当ならは。

 しかし僕の性格はとてもひねくれていて、しかもシニカルに物事を捉えるという、どうしようもなく駄目な人間なので、その点は非常に悲観的である。
 人間って、そんなに利口なのだろうか。人間って素晴らしい、人間同士が理解し合って世界を平和に・・・なんていう言葉を聞く度に、うんざりして、その奥に隠されている打算や本音につい目がいってしまう。

 そういう綺麗な、それから誰も反論が出来ない正論を真正面から唱える人間を、どこか信用出来ないところがある。
 それより「ふん!」とか「けっ!」とか暴言を吐きながら、陰では、ちゃんとゴミを片付け、弱い人間に優しく手を差し伸べるひと。そんな人間のほうがよほど信頼できる。



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