シャンソニエ・デュモン

昨日は冷たい雨が降った。
傘にあたる雨音の変化を楽しみながら暗い夜道を歩いていた。

体調が思わしくなく、なんとなく怠い。
今朝は、ベットに猫が潜り込んできたことを理由にゆっくりしていた。

私は、どちらかといえば、犬派だ。
猫は、たまたま・・・飼い始めた。
我が家の猫は、外には出さない。
たま～～～に、お風呂に入る(笑)

ベットに潜り込むその子は・・・腕まくら好きの子で、
五十肩などお構いなしに、私の腕の上に
頭と腕（前足）をちょこんと乗っけてゴロゴロ喉をならす。
爪を立てずに、ニクキュウで私の腕をモミモミする。
なんとも可愛い。なんとも・・・甘え上手な子だ。

体調が、今ひとつなので、猫のニクキュウでは足りず、
てっちゃん（整体）のお世話になってきた。
あっという間に、午後になっている。


明日は、横浜デュモンで唄う。
デュモンは、老舗シャンソニエだ。
その歴史に多くのシャンソン歌手が名を刻み、
今なお、夜毎にお客さまを夢の世界へ誘っている。

老舗シャンソニエで歌わせていただく経験。
たくさんのことを学んだ。
プロの歌い手さんの安定感や伸びのある声とその支えの重要性。
自分が歌うことについても・・・たくさんの発見をした。

８月から毎月歌わせていただいてきたが、
私の都合で、毎月の出演は、明日が最後となる。

明日は、お客様も楽譜があれば唄える日。
楽しい時間を紡げたら良いなと思っている。

お客様と曲が重ならないように・・・
何曲か楽譜を多めに持参するとしよう。

２年前は、数曲しか歌えない中で、歌詞を呪文のように唱えながら、
『お客様も歌えます』の時間を待ち・・・ステージへ。
プロの歌い手さんたちが、私の歌う曲と重ならないようにしてくださった。
そんな経験をしてきた私が・・・
明日は、『お客様も歌えます』の時間を待ち、震えることはない。

でも・・・今すでに、少し緊張(笑)
明日、聴いていただく歌・・・
楽譜を準備しながら、イメージしながら、
おひさまが、少し急ぎ足で西の空に向かうのを感じながら唄うとしよう。

体は、てっちゃんにほぐしてもらった。
私はこれから、喉と心をほぐしながら、明日のデュモンへ向けての時間を刻む。