今日は、11月5日のブログの続きです。
私には、じっちゃんが、嬉しかったのか、怒ってるのか・・・わからなかった。
わからないまま、握手を待っているほかの方たちの元へ走った。
「ありがとね。これからも、がんばってねぇ」
「素敵だったよぉ」
「今度、淡谷のり子さんの歌も聞かせてよ」
みなさんから、励まされたのは私の方だった。
そして、あの嗚咽していたおかあさん。その娘さん・・・そのお子さん。親子三代・・・
「じっちゃんのところ、行ってくれてありがとう。私の父です。」
娘さんは言います。
「あの日、まだ歩くこともできなかったこの子が、今はもう歩けるんですよ。
『春よ来い』歩き始めたみぃちゃんは、この子のこと。おんもへ出たいと・・・」
と涙を浮かべていました。
この日は、私のイベントのあとにもう一つイベントがありました。
宮川彬良さん(ピアノ)と平原まことさん(サックス)の音楽会。
スタッフの方にお時間があればどうぞと声をかけられた。
音楽会が始まるまでの間・・・じっちゃんの姿が脳裏を駆け巡っていた。
私とは違い、生まれ育った土地は自分の一部のような感じなのだろう。
そこから、離れることは身を切られるような感じなのだろう。
そこへ戻ることができない。いつ戻れるかわからない。
戻れないまま、自分は死んでしまうかもしれない。
不安や怒りを誰にもぶつけることができない。
じっちゃんの心の叫びが聞こえるようだった。
音楽会の時間になった。
講堂のグランドピアノの周りに、L字型にパイプ椅子が並べられていた。
空いている席に座り、演奏を聴いていると、ふと、強い視線を感じた。
誰かが私を見ている。。。確認してみると、じっちゃんだ!
会場中の人たちは、宮川彬良さんと平原まことさんを見つめている。
楽しいトーク、素晴らしい演奏。。。
その中で、じっちゃんは、じっと私を見つめていた。
そばに行こうかと、なんども考えたが、我慢していた。
音楽会の最後に、女性が登場し、会場のみなさんもご一緒にと『ふるさと』を唄い始めた。
じっちゃんは、私を見つめたまま、大粒の涙をこぼし始めた。
私は、たまらず、じっちゃんのもとに駆け寄った。
じっちゃんが・・・これまで人前で泣いたことのないような、頑固で偏屈そうなじっちゃんが
私の肩につかまり、手を握り、声を上げて泣き始めた。
なんで? なんで? じっちゃんが泣かなきゃいけないのは、だれのせい!
私も一緒に、泣いた。
演奏会は終了し、宮川彬良さん平原まことさんとの写真撮影の準備が始まった。
私は、ご挨拶もそこそこ会場を後にした。
じっちゃんは、何一つ・・・言葉では、語らなかった。
じっちゃんは、ただただ、泣いた。声を上げて泣いた。
私の肩につかまり、私の手を握り、体を震わせて泣いた。
じっちゃん・・・今どこにいるのかな?元気にしてるかな?
時は過ぎてゆくけれど、そのことで、
さらに深い悲しみや絶望に包まれたりしていないだろうか。
もし、そうだとしても、笑顔の時間が少しでも増えている事を祈らずにいられない。
私には、じっちゃんが、嬉しかったのか、怒ってるのか・・・わからなかった。
わからないまま、握手を待っているほかの方たちの元へ走った。
「ありがとね。これからも、がんばってねぇ」
「素敵だったよぉ」
「今度、淡谷のり子さんの歌も聞かせてよ」
みなさんから、励まされたのは私の方だった。
そして、あの嗚咽していたおかあさん。その娘さん・・・そのお子さん。親子三代・・・
「じっちゃんのところ、行ってくれてありがとう。私の父です。」
娘さんは言います。
「あの日、まだ歩くこともできなかったこの子が、今はもう歩けるんですよ。
『春よ来い』歩き始めたみぃちゃんは、この子のこと。おんもへ出たいと・・・」
と涙を浮かべていました。
この日は、私のイベントのあとにもう一つイベントがありました。
宮川彬良さん(ピアノ)と平原まことさん(サックス)の音楽会。
スタッフの方にお時間があればどうぞと声をかけられた。
音楽会が始まるまでの間・・・じっちゃんの姿が脳裏を駆け巡っていた。
私とは違い、生まれ育った土地は自分の一部のような感じなのだろう。
そこから、離れることは身を切られるような感じなのだろう。
そこへ戻ることができない。いつ戻れるかわからない。
戻れないまま、自分は死んでしまうかもしれない。
不安や怒りを誰にもぶつけることができない。
じっちゃんの心の叫びが聞こえるようだった。
音楽会の時間になった。
講堂のグランドピアノの周りに、L字型にパイプ椅子が並べられていた。
空いている席に座り、演奏を聴いていると、ふと、強い視線を感じた。
誰かが私を見ている。。。確認してみると、じっちゃんだ!
会場中の人たちは、宮川彬良さんと平原まことさんを見つめている。
楽しいトーク、素晴らしい演奏。。。
その中で、じっちゃんは、じっと私を見つめていた。
そばに行こうかと、なんども考えたが、我慢していた。
音楽会の最後に、女性が登場し、会場のみなさんもご一緒にと『ふるさと』を唄い始めた。
じっちゃんは、私を見つめたまま、大粒の涙をこぼし始めた。
私は、たまらず、じっちゃんのもとに駆け寄った。
じっちゃんが・・・これまで人前で泣いたことのないような、頑固で偏屈そうなじっちゃんが
私の肩につかまり、手を握り、声を上げて泣き始めた。
なんで? なんで? じっちゃんが泣かなきゃいけないのは、だれのせい!
私も一緒に、泣いた。
演奏会は終了し、宮川彬良さん平原まことさんとの写真撮影の準備が始まった。
私は、ご挨拶もそこそこ会場を後にした。
じっちゃんは、何一つ・・・言葉では、語らなかった。
じっちゃんは、ただただ、泣いた。声を上げて泣いた。
私の肩につかまり、私の手を握り、体を震わせて泣いた。
じっちゃん・・・今どこにいるのかな?元気にしてるかな?
時は過ぎてゆくけれど、そのことで、
さらに深い悲しみや絶望に包まれたりしていないだろうか。
もし、そうだとしても、笑顔の時間が少しでも増えている事を祈らずにいられない。