数字が苦手なお邦が、想いを伝えるために電卓をたたいてみた。
日本の医療現場がどれほど頑張っているかは、もう周知のこととは思うが、
新型コロナウィルス陽性患者のうち亡くなられた数の割合をまず、見てみよう。
陽性者数の多い国10か国は以下の通り。
アメリカ 5.7%
スペイン 11.4%
イタリア 13.5%
イギリス 13.4%
ドイツ 3.8%
フランス 18.2%
トルコ 2.6%
ロシア 0.9%
イラン 6.3%
中国 5.5%
日本は・・・ 3.0%
となる。
陽性者数に対しての亡くなられた方の割合なので、
これをみれば、日本の医療現場の奮闘は、一目瞭然である。
(ICUのベット数も他の国々に比べ少ないことはもう周知だと思う。その中での数字です。)
もちろん、1割りを越えている国々の医療従事者の方々も、最前線で頑張っておられる。
医療崩壊という現状の中、できることを懸命にされている。
言葉では、表せないくらい・・・すごい事だ。
日々命に向き合い奮闘される世界中の医療従事者に・・・あぁ・・・言葉では表せない。
感謝しかない・・・
さて、こうした数字を提示すると、PCR検査の数が少ないからだとおっしゃる方もいらっしゃるでしょう。
日本のPCR検査の数は確かに少ない。
ここで、PCR検査の数に対する陽性数をみると全国では10.6%くらい。
もちろん、偽陰性もあるので感染者はもう少し多い可能性はある。
東京では14%と少し高くなっている。
我が家では、もうずいぶん前から、市中での感染はおこっていて当然という話をしていた。
しかも都市部が深刻になるだろうと思っていた。
これは、だれでもが感じていたと思うが、通勤電車やその他の場所でも、
多くの人が接触する機会があるわけで、空気感染はしないといったって、
あっちこっちみんな触るし、無症状の感染者はたくさんいるだろうな・・・って思っていた。
それは、容易に予測できることで、
PCR検査陽性者数が感染者数ではないことなど、説明はいらないと思っていた。
テレビのコメンテーターたちは、「え?じゃ、感染している人はもっと多いってことですか?」
と驚いて(みせ)「もっとPCR検査しなきゃ、わからないじゃないですか!」などという。
その度に私はため息をつく。
そして、政府は『1日2万件のPCR検査を!』と叫ぶ。
ありゃま、勘弁してくださいと思う。
だれが何と言おうと、
諸外国から、日本は検査数が低いからと言われても、
国民から、もっと検査してください、不安で仕方ないと言われても、
研究者から、こんな少ない検査数では実態がつかめないと言われても、
急に重篤化する症例をピックアップして、
もっと早くPCR検査をしていればといった報道がなされても、
むやみやたらに、やみくもに、検査数を増やすべきではないのです。
ただ・・・ドクターの判断でPCR検査をと言われた人が、検査できないのは問題です。
フツウに、そう思っていたが、やはり根拠が必要だろうと考えた。
で、電卓をたたいた。
全国でPCR検査を実施した人の陽性者の割合は、10%だったとしよう。
20000人の10%は、2000人である。
単純計算で、5日で10000人の陽性患者をどこで受け入れるのか。
その準備は整っているのか、又は、準備できるのか・・・
そんなに医療崩壊させたいのか!と私は、思う。
マスコミの論調にも、
専門家・・・という人にも腹が立って仕方がない。
間違えないでほしいのは、私は、いまのPCR検査の体制で充分だと言っているのではない。
ドクターが判断しPCR検査が必要だという方が、
スムーズに検査を受けられない実態があることが大いに問題なのである。
クリニックのドクターたちは、保健所が悪いとか、国が悪いとか、
どこが悪いかなどと言っている場合ではないから、
目の前に『患者』がいるから・・・
各医師会のドクターたちが、その受け皿を作るために奮闘している。
このニュースもPCR検査を多くの人が受けられるようになる・・・とだけ報道するのは間違えで、
ドクターが診断し必要とされた方のPCR検査ができるようにするために・・・と強調して報道してほしい。
(人間は同じ言葉を聞いても自分の都合の良いようにとらえる習性があるからなぁ・・・もちろん、私も。)
日本の医療現場は、どんどん貧困になってきていた。
ずっと以前から、病院は経営難に陥っていた・・・
救急告知病院の数は減り続けている。
やればやるほど、赤字が累積していく。
そんな実態の中で、今回、日本の医療は、現場の人たちの医療に対する『精神』が支えている。
私たちの命を必死で守ってくれている。
日々零れ落ちていく命に心を痛めながら、すぐに別の患者の診療にあたっている・・・
そのつらさは、苦しさは、想像を絶する。
今・・・この状況下で、そんな医療現場を支えるのは、私たちなのではないだろうか。
今、目先のことばかりで、右往左往するのではなく、
その先に何が起こるのかをイメージすることが必要だ。
全国でPCR検査実施し陽性を確認した人のうち
各地域の陽性者の割合を計算すると
東京は27.7%と全体の1/4を超えている。
神奈川千葉埼玉は6%前後と少し低くなるが、
東京周辺地域で考えれば15%、いや20%を超えるかもしれない。
つまりPCR検査20000人の10%2000人のうちの20%、400人が首都圏の陽性確認者数となる・・・
毎日ですよ、毎日・・・5日で2000人です・・・崩壊しますよね、あっという間に。
各国の医療事情は違うわけで、その中でどうやってこの状況を乗り越えるかは、それぞれ違って当たり前なのだ。
今の日本の医療事情の中で、なにができるのか・・・
現実を目の前にしながら、医療現場は模索しながら突き進まなければならない。
だからこそ、私たちはできる限り冷静に・・・
ストレスをやり過ごす方法を考えるのもまた楽し・・・と思うしかない。
ローラー作戦のように全員を検査するなんでいうことは机上の空論だし、
一日20000件だって、私にとってはやってはいけないこと・・・と思えてならない。
いま・・・抗体検査をという声まで上がっている・・・
すると、われも、われもと抗体検査をしたがる。
ちょっと待ってください・・・と私は思うのだが、これ以上語るまい。
数字に苦手なお邦が、珍しく数字を用いて記事を書いた。
数字は27日あるいは28日時点で公表されたものをもとにしている。
電卓をたたいたのは、お邦なので信ぴょう性に欠けると思われる方は、
様々な数字を計算してみてくださいませ・・・概ね、結果は同じになるかと思われます。
ステイホーム、それは我慢の合言葉ではなく、命を守る合言葉です。
日本の医療現場がどれほど頑張っているかは、もう周知のこととは思うが、
新型コロナウィルス陽性患者のうち亡くなられた数の割合をまず、見てみよう。
陽性者数の多い国10か国は以下の通り。
アメリカ 5.7%
スペイン 11.4%
イタリア 13.5%
イギリス 13.4%
ドイツ 3.8%
フランス 18.2%
トルコ 2.6%
ロシア 0.9%
イラン 6.3%
中国 5.5%
日本は・・・ 3.0%
となる。
陽性者数に対しての亡くなられた方の割合なので、
これをみれば、日本の医療現場の奮闘は、一目瞭然である。
(ICUのベット数も他の国々に比べ少ないことはもう周知だと思う。その中での数字です。)
もちろん、1割りを越えている国々の医療従事者の方々も、最前線で頑張っておられる。
医療崩壊という現状の中、できることを懸命にされている。
言葉では、表せないくらい・・・すごい事だ。
日々命に向き合い奮闘される世界中の医療従事者に・・・あぁ・・・言葉では表せない。
感謝しかない・・・
さて、こうした数字を提示すると、PCR検査の数が少ないからだとおっしゃる方もいらっしゃるでしょう。
日本のPCR検査の数は確かに少ない。
ここで、PCR検査の数に対する陽性数をみると全国では10.6%くらい。
もちろん、偽陰性もあるので感染者はもう少し多い可能性はある。
東京では14%と少し高くなっている。
我が家では、もうずいぶん前から、市中での感染はおこっていて当然という話をしていた。
しかも都市部が深刻になるだろうと思っていた。
これは、だれでもが感じていたと思うが、通勤電車やその他の場所でも、
多くの人が接触する機会があるわけで、空気感染はしないといったって、
あっちこっちみんな触るし、無症状の感染者はたくさんいるだろうな・・・って思っていた。
それは、容易に予測できることで、
PCR検査陽性者数が感染者数ではないことなど、説明はいらないと思っていた。
テレビのコメンテーターたちは、「え?じゃ、感染している人はもっと多いってことですか?」
と驚いて(みせ)「もっとPCR検査しなきゃ、わからないじゃないですか!」などという。
その度に私はため息をつく。
そして、政府は『1日2万件のPCR検査を!』と叫ぶ。
ありゃま、勘弁してくださいと思う。
だれが何と言おうと、
諸外国から、日本は検査数が低いからと言われても、
国民から、もっと検査してください、不安で仕方ないと言われても、
研究者から、こんな少ない検査数では実態がつかめないと言われても、
急に重篤化する症例をピックアップして、
もっと早くPCR検査をしていればといった報道がなされても、
むやみやたらに、やみくもに、検査数を増やすべきではないのです。
ただ・・・ドクターの判断でPCR検査をと言われた人が、検査できないのは問題です。
フツウに、そう思っていたが、やはり根拠が必要だろうと考えた。
で、電卓をたたいた。
全国でPCR検査を実施した人の陽性者の割合は、10%だったとしよう。
20000人の10%は、2000人である。
単純計算で、5日で10000人の陽性患者をどこで受け入れるのか。
その準備は整っているのか、又は、準備できるのか・・・
そんなに医療崩壊させたいのか!と私は、思う。
マスコミの論調にも、
専門家・・・という人にも腹が立って仕方がない。
間違えないでほしいのは、私は、いまのPCR検査の体制で充分だと言っているのではない。
ドクターが判断しPCR検査が必要だという方が、
スムーズに検査を受けられない実態があることが大いに問題なのである。
クリニックのドクターたちは、保健所が悪いとか、国が悪いとか、
どこが悪いかなどと言っている場合ではないから、
目の前に『患者』がいるから・・・
各医師会のドクターたちが、その受け皿を作るために奮闘している。
このニュースもPCR検査を多くの人が受けられるようになる・・・とだけ報道するのは間違えで、
ドクターが診断し必要とされた方のPCR検査ができるようにするために・・・と強調して報道してほしい。
(人間は同じ言葉を聞いても自分の都合の良いようにとらえる習性があるからなぁ・・・もちろん、私も。)
日本の医療現場は、どんどん貧困になってきていた。
ずっと以前から、病院は経営難に陥っていた・・・
救急告知病院の数は減り続けている。
やればやるほど、赤字が累積していく。
そんな実態の中で、今回、日本の医療は、現場の人たちの医療に対する『精神』が支えている。
私たちの命を必死で守ってくれている。
日々零れ落ちていく命に心を痛めながら、すぐに別の患者の診療にあたっている・・・
そのつらさは、苦しさは、想像を絶する。
今・・・この状況下で、そんな医療現場を支えるのは、私たちなのではないだろうか。
今、目先のことばかりで、右往左往するのではなく、
その先に何が起こるのかをイメージすることが必要だ。
全国でPCR検査実施し陽性を確認した人のうち
各地域の陽性者の割合を計算すると
東京は27.7%と全体の1/4を超えている。
神奈川千葉埼玉は6%前後と少し低くなるが、
東京周辺地域で考えれば15%、いや20%を超えるかもしれない。
つまりPCR検査20000人の10%2000人のうちの20%、400人が首都圏の陽性確認者数となる・・・
毎日ですよ、毎日・・・5日で2000人です・・・崩壊しますよね、あっという間に。
各国の医療事情は違うわけで、その中でどうやってこの状況を乗り越えるかは、それぞれ違って当たり前なのだ。
今の日本の医療事情の中で、なにができるのか・・・
現実を目の前にしながら、医療現場は模索しながら突き進まなければならない。
だからこそ、私たちはできる限り冷静に・・・
ストレスをやり過ごす方法を考えるのもまた楽し・・・と思うしかない。
ローラー作戦のように全員を検査するなんでいうことは机上の空論だし、
一日20000件だって、私にとってはやってはいけないこと・・・と思えてならない。
いま・・・抗体検査をという声まで上がっている・・・
すると、われも、われもと抗体検査をしたがる。
ちょっと待ってください・・・と私は思うのだが、これ以上語るまい。
数字に苦手なお邦が、珍しく数字を用いて記事を書いた。
数字は27日あるいは28日時点で公表されたものをもとにしている。
電卓をたたいたのは、お邦なので信ぴょう性に欠けると思われる方は、
様々な数字を計算してみてくださいませ・・・概ね、結果は同じになるかと思われます。
ステイホーム、それは我慢の合言葉ではなく、命を守る合言葉です。