CuniCoの徒然・・・岩下邦子の独り言

日々の暮らしの中で、立ち止まったり、すれ違ったり。私の中のアレコレを思いつくまま、気の向くまま。

『正しく恐れる』って難しいんだなぁ・・・と思う今日この頃。

2020-08-14 10:32:38 | 新型コロナウィルス・・・素人のつぶやき
危機に瀕したとき、老いも若きも、金持ちも貧乏人も、
今まで出会ったこともないような危機に瀕したとき、
とてつもない不安を集団が抱えた時『同じ方向を向く』ことがある。
なんとか、この危機を乗り越えなければいけない・・・と。
ただ、一瞬の間、同じ方向を向くのだが、少しするとそれは、ばらけて来る。
危機感が薄れ、個に帰っていく。

さて、危機感や不安感をあおることで、
人心を一つにし何かを成し遂げようとする権力の話ではない。
情報過多の現代において、
その情報に振り回されて、
不安だから、『正義』を見つけないと落ち着かなくなる人。
そんな中で、自分の『正義』を振りかざしたりする人。
そんな人たちを見て、自分は違う!と逆の振り子の『正義』も登場する。
長いものに巻かれろ・・・が、一番安心、
自分はとりあえず、あの人の云う事を聞いておこうという人もいる。

まぁ、みんなそれぞれ違う、それはそうだ。

COVID19との付き合い方が、一定落ち着くには、まだまだ時間がかかりそうだ。

しかし、わたしが不思議に思うのは、
『陰性の証明』をもらってくるように・・・という会社があったり、
検査をして『陰性』なら安心・・・と思うこと。
つまりその安心って『陰性』だからじゃなくて『検査しました』ってことを
ほかの人たちに言える事、これだけ気を付けてました・・・って、いえる事。
『免罪符』みたいなものなのだろうか・・・
自分の安心感のため・・・
お守りみたいなものなのだろうか・・・
それって、ちょっと違うよなぁって思う。

だって、結果を受け取った瞬間にはもう、り患しているかもしれないし、
偽陰性がある以上、『証明』などすることはできない・・・
きっと『証明書』なるものには、注意書きがあるのだろう・・・
そんなもの、何の役に立つのだろう、4万円も払って・・・
しかも、偽陽性もある中で、陽性と云われてしまったら、
現状では、『隔離(療養)』となり、その人の職場も対応を迫られる。
家族も・・・もちろん、巻き込むわけだ。
医療現場もひっ迫する。
だから・・・検査は必要だと判断された人が受ければいい。
安心のための検査・・・
社会全体が、そんなものに価値はないと認識すれば、いいのになぁ。。。
だって、ウィルスなんだから。

そう、ウィルスの感染症である。
新型コロナウィルスは『時限爆弾』と云われるように無症状でも感染力がある。
それは、咳やくしゃみをしなくても、目をいじった指でつかんだつり革から、
そのつり革をつかんだ人が手すりに摑まればそこから感染することがあるわけで、
マスクをしながらマスクをいじっている人たちを見ると・・・
あんれま・・・ちと、違うんでないの?と思う。
マスクをいじってしまうなら、してない方がいいかもしれない・・・と思う。
飲み物を飲むために、マスクを顎にかけている人のなんと多いことか・・・
耳のひもを外して片耳にかけて飲み物を飲んでいるなら、まだ許せるけどなぁ・・・

つまり・・・自分の頭で考えていればわかりそうなことが、そうなっていない。
そこまで説明しないといけないのかぁ・・・
そうなんです、マスコミさん、具体的にお願いします。
マスクに手をかけて、顎に移動したり口に移動したりは、好ましくないと・・・

咳もくしゃみもなくて一人で電車に乗っていて、
誰ともしゃべらないのにマスクって必要なのだろうか・・・
とも思うけれど、人込みでは、ほかの人がしゃべったりもしているし、
ウィルス通しちゃう穴の大きさのマスクばかりだけど、
してないよりはいいから、やっぱり、一人で買い物するとき、
一人で電車に乗る時も、マスクしてるに越したことはない。
していない人・・・を攻めてはいけない。
自分がどうするか・・・だからな。
していない人がいるから、義務化したり罰金とったりは、日本ではないと思うけど。
マスクをしないひと・・・を攻めてはいけない。

ウィルスである、感染症である、だから、感染するリスクは、そこここにある。

体調も持病も、体質も、それぞれ違う。
だから、隣にリスクの高い人がいる場合がある。
だから、不特定多数が集まるところは、きちんと気を使うべきなのだろう。
マスクは、そういう人たちの不安感を少し和らげるだろう・・・とも思う。
誰かになんか言われるといやだから・・・ではなく、
ちゃんと自分の頭で考える事大切。

症状の出方も・・・同じ病気でも多種多様だ。
そんな中で、多くの臨床結果で、ある程度の標準的な、特徴が分かるようになる。
それには、もう少し時間がかかると思う。

風邪薬を発明したら、ノーベル賞ものだというのは、よく言われる話で、
それなのに最初から、特効薬に期待し、ワクチン待望論・・・まで・・・
なにをかいわんや・・・とはこのことだ。
不安をあおって、うまいこと言って買いに走らせる・・・
ってこりゃ世も末だって思っちゃう。

『正しく恐れましょう』ってものすごく難しいことなんだ・・・と思う。
何が正しいか模索が続くなかで・・・正しく恐れることの大変さを感じる今日この頃。

ただ・・・新型コロナウィルスのおかげで、ほかの感染症が例年に比べ減っていると聞く。
つまり、普段から、手指をしっかり石鹸で洗う・・・
これが、大切だってことだけは、
証明されたといっていいのかもしれないなどと思うわたしなのでした。

まだまだ分からないことの多い新型コロナウィルスと、
酷暑の中での熱中症の危険・・・
大変な夏となったようですが、発汗機能の衰えている現代人も、
毛穴開いて汗かいて、睡眠を充分にとって、
夏をしっかり乗り越えられるといいですね・・・
秋は、すぐにやってきます・・・そしてあっという間に寒い冬・・・
文句ばっかり言って死ぬのはもったいないから、暑さもしっかり楽しんで、
雲を見上げて季節を感じ、星を探して夜空を見上げるとしましょう。
年を重ねると、時間の過ぎるのがとても速く感じます・・・
あるがままに、自分らしく・・・ですね。