CuniCoの徒然・・・岩下邦子の独り言

日々の暮らしの中で、立ち止まったり、すれ違ったり。私の中のアレコレを思いつくまま、気の向くまま。

私が、『自分』に近付きつつある(^^)

2019-01-29 08:28:52 | 表現にからむ様々なこと
私は、マイルス・デイビスを知らないままBitches Brew hipsters only と出会った。
9ヶ月前に。
私は、エディット・ピアフを知らないままシャンソンを歌いはじめた。
9年前に。
私は、シェイクスピアもチェーホフも知らないまま劇団に入団した。
36年前に。

私は、未だにそれらをよく知らないしわからない。

なにしろ、55年以上、ひと時も離れず付き合っている『自分』のことすら、
未だに、よく知らないしわからない私である。

きっと、わからないまま死ぬんだろうなぁ。。。

そんな私が、杉田誠一さんと出会い、
『場』を提供していただき、
来月、尺八の大由鬼山さんと何かを創る。
歌うのだけれど、『創る』って感じがしてきた。
実は、尺八とのGigがイメージできなくて、
いろんなことがよく見えず、ちょっと、いや、かなり不安だった私。
昨日、遅番のあとBitchesに、ライブが終了した鬼山さんに会いに行った。

そして、いろんなおしゃべりをした。
そして、思い出し、
そして、気づいた。
あ、私、いつも知らないままだし、いつもわからないままだ・と。
そうか、だから、なんかやりたいんだ。
だから、表現したいんだって、そう思った。
よくわかってるから、表現したいのではない。
そのことに気がついた。

そして、少し、創ろうと思い始めた。
創りたいと感じ始めた。

私が『自分』に少しずつ近づいている気がした朝。

まぁ、『自分』を捕まえること一生できないと思ってるんですけど、
なんとなく、ほんのちょっとだけ、『自分』に近づいた気がする。

いろんな出会いに感謝しながら、今日を始めよう。

2/21(木)19:00start 3,000円(1drink in.)
CuniCo ‘s Gig with 大由鬼山(尺八)
必見デス。。。




白鵬休場・・・

2019-01-26 15:18:54 | お相撲(スポーツ)のこと
2007年名古屋場所横綱昇進。
干支がひとまわりした。
その前の年、2006年名古屋が初めての綱取り挑戦であった。
すんなり横綱に昇進したわけではない。
綱取りを目指す大関白鵬。
立合いの変化で勝った時は、『ふさわしくない』と言われた。
怪我にも苦しんだ。
(ちなみに大関豪栄道は2007年9月場所新入幕である)
2006年くらいから、国技館で観戦する機会が増えた私。
鳴門親方(琴欧洲)が大関に上がった頃だ。
大関になってからの琴欧州は怪我もあり、
大関という地位の重圧もあり、
大きな相撲が取れなくなってしまう。
成績が伸び悩み、琴欧州から琴欧洲に四股名を改名する。
若貴時代の大相撲フィーバーの頃、私は忙しかったため、
大相撲好きとは言っても、横目で眺める程度の時期を過ごした。

つまり、大相撲を真剣に見つめてきたのは、横綱白鵬の時代である。

10年前、国技館で見た白鵬の身体の素晴らしさを忘れられない。
背筋の美しさ。。。ため息が出るほど美しかった。
その取り口も美しかった。
四つに組んで、巻き変える瞬間の美しさ、
がっぷり四つに組んで、腰がふっと沈む、
チーターのあの腰のラインだ、とにかく美しかった。
その美しさは、無駄がない。

その後、横綱白鵬の相撲は、変わってしまった。

勝てばいいだろと言わんばかりに、
立合いの変化、張り差し、エルボーのようなかち上げ。
ねこだましに至っては、土俵を愚弄するのか!と私の怒りは沸点に達した。
そして、行事軍配に自ら物言い・・・なんということか。。。

場所は、朝早くから、取組が始まる。
みな、『横綱』を目指し、憧れ、相撲を取る。
勝っても負けても一番一番真剣に、土俵が進む。
そして、幕下、十両、幕内へと。。。
結びの一番へ、淡々と、高揚しながら、場所は進行する。
その結びで、立合いの変化など、観たくない。

私はこれまで、そのことを率直に書いてきた。

白鵬が好きとか嫌いとかそういうことではない。

大相撲が好きなんだ。
だから、書いてきた。

今場所、初日から、白鵬は、おかしかった。
いつもの白鵬ではなかった。
身体のバランスというか、集中というか、何かが違っていた。
そして、四日目、錦木との立合いがおかしかった。
つっかけて、嫌って、何事じゃ!と思った。
知人の息子さんが錦木と交流があるとのことで、
今場所、初日からいい相撲を取っていたので、本当に腹が立った。

けれど、このことを、私はブログに書けなかった。
それは、白鵬の様子がこれまでと全く違っていたから。

土俵に集中できていない・・・そんな印象だった。
その後も白星を並べているが、いつもの白鵬ではない。

『眼差し』が全く違っている。
『覇気』か消えている。
『体の張り』がない。

昨日の結びの後、『休場』だね。。。と家人と話した。
ゆえに、今日、白鵬休場のニュースを見ても驚かなかった。
今回の白鵬の休場は、これまでと全く違う状況を感じさせる。

嘉風の相撲も、全く相撲にならなくて、
どこか痛めているのだろうと、土俵を観るたびに心配している。
場所中の大怪我も相次いで、『波乱』とか『荒れる』というより、
心配と気がかりばかりで、胸が痛む場所となってしまった。
初場所、残念ながら、痛々しい土俵ばかりだ。。。

この後、無事に千秋楽が迎えられるように、土俵に心を寄せて過ごすとしよう。

違和感を感じ・・・そこで、ちょっと立ち止まり、考えてみた。。。

2019-01-23 12:25:08 | 日記
ゲノム編集によって遺伝子を改変した双子の女児が中国広東省で誕生したというニュース。
人間というのは、どこまで愚かなのだろう・・・
科学の進歩を否定するものではない。
ゲノム編集・・・この研究は、素晴らしいのだと、よくわからないけど、思う。

しかし残念ながら、その素晴らしい研究成果は、愚かな人間によってばかげた使われ方もする。

人類のコントロールできる範囲を越えれば、それは『悪』である。

原子力に関しても、たとえわずかでもコントロールできない状況を生み出すものであれば『悪』である。
自然の摂理に対する『冒涜』という言い方もできる。

もちろん、できないことが出来るようになること、それは悪いことではない。
しかし、コントロールできるものであるべきだと思うのである。
そして、『倫理』という言葉でよく表現されるが、
この『倫理』にかなったものであることが大切なのだと思う。

私は自分が『善』であるなどと思ったことは、ない。
ずるいし、ごまかすし、嘘をつく。
しかし『悪であろう』と思ったこともない。
ちっちゃな私の『善』も『悪』もとってもちっぽけで、コントロール範囲である。
迷惑をかける人・・・いやな思いをする人もいると思うが、まぁ、なんとかなる範囲である。

科学の進歩発展で今まで叶わなかったことが、できるようになる!
これは素晴らしい事なのだが、これをコントロール範囲の外に持っていきたがる輩がいる。
欲望を満たすために、金儲けのために人を殺すことも意に介さなくなる。

そこでは『理想』や『思想』や『正義』が、必ずと言っていいほど語られる。

『正義』を主張しなければならない『正義』は嘘っぱちだ・・・そう叫びたくなる。

人間の欲望というものは、ほんとうに恐ろしい。

実(ゲ)ニ恐ロシキハ人間カナ・・・

などと、朝から頭が動いたのは、充分眠ったからであろう。

欠けているからこそ、求め続ける。
まん丸くなったと思っても、どこかに欠けているところがある。
だから、人間は面白い。
1+1はゼロにもなり、3にも5にも10にもなる。
見つめる方向によって、その色合いも変わる。

人と違うことが、素晴らしいのではなく、
人と同じことが、良いことでもなく、
『自分』でいられることが大切。
『自分』を確立できる社会であることが大切。

ひとつの情報にふれて立ち止まり、たくさんの情報と出会うこともなくスルーする。
興味関心はそれぞれ違うし、できることできないこと、みんな違う。

今朝は、ちょっと・・・よくわからない『ゲノム編集』の情報ではあるが、
分からないなりに思うところがあったので、頭がくるくる回った。

私は数字が苦手で家事も苦手で・・・
でも、愛することはできる。
愛する心は、ある。
それは、欲望とは少し違っていて、本当にありのままでいるってこと。
風を感じて、陽の光を浴びて、雨粒を手のひらで受け止めて・・・
そんな日常のあれこれのそのままにそこに在るもの。
それが私の『愛』

そんな私には・・・ゲノム編集で遺伝子を改変した人間の誕生に、ちょっと違和感がある。
そして、ちょっとした違和感が大変な結果、方向に行ってしまうのではないかと危惧するのである。

Gigもafterもとっても充実した良き時間(^^)

2019-01-22 11:44:40 | 表現にからむ様々なこと
昨日のCuniCo’s Gig with ケミー西丘に
寒い中お越しいただき、時間を一緒に紡いでくださったお客様に感謝(^^)

いろんな意味で、良い時間となりました。

そして、2月21日のこと、6月9日のこと、その他諸々。
いろんなことが、自分の中でおぼろげに見えた日となりました。

CuniCo’s world は、
変化をを求めながらも、普遍でありたいなぁ・・・と。
それは、やっぱり『いのち』『愛』『平和』ってことなんだろうなぁ・・・と。

ケミー西丘さんは、私を理解してくれるし、
少し突っ込んだ話もできて、とっても良い時間になった。

さて、昨日はGigの後、素敵な出会いが待っていた。

私のGigは、他のGigより1時間早く始まる。
故に終了も少し早い。
まぁ、片付けだけなら、22時くらいには、すべて終えてしまう感じ。
だが、昨日は、次のGigの看板書きもあり、少し遅くなった。
さぁ、ゴミ出ししたら、帰りますかモードの時に、その出会いはやってきた。

私がゴミを持ってお店を出ようとした時、
ドアの向こうの人影がこちらを覗いている。

表の電気は全て消したし、看板も撤収していたので、
お隣のお客様かと思ったのですが、いやいや、確実に我がBitchesを覗いている。

ドアを開けると・・・「もう、おしまいですか・・・」と言う。
その男性の後ろに遠慮がちに女性がいる。
まぁ、お隣の客層って感じでもないから、うちだろうなぁと思いながらも
「え⁈うち・・・ですか?Bitches ですか?」と私は驚きを隠せなかった。
「あ、終わりなら、いいんです。」という。
いやいや、別に、わりと、うち、
終わりもないし始まりもないみたいな感じだし、
「前々から気になっていて・・・Bitches Brewが好きなんです。」
ん⁈
うちのこと前々から???
どういうこと?
訝しげな私に
「あ、僕、マイルスが好きなんです。」
あ〜そういうことね。。。
というわけで、ゴミ出しは後回しにして、どうぞどうぞということになった。

赤白それぞれにワインを飲みながら、
いや、めっぽうジャズに詳しい彼は、グラスを手にすることなく、
杉田さんの写真集を見ながら、
「お〜!」
「わぁ〜!」
「すげぇ〜!」
と叫び続けて、
ページをめくると現れる伝説のジャズメンたちについて、彼女に熱く解説をする。
杉田さんはニコニコとそれを眺めている。

とても幸せそうだった。

とにもかくにも、看板書きは後日にしましょう・・・となっていたら、
彼らは、誰もいなくなったBitches Brew を覗いて、帰ることになっていたはず。





出会いってやっぱり偶然が重なるんだなぁと思った。
偶然は必然というが、スーパームーンが夜空で輝いているその時に、
Bitches Brewで、素敵な出会いが生まれた。
もちろんBGMは、マイルスの『Bitches Brew』

自分自身の表現の時間。
そして、素敵な出会い。
Bitches Brewという場が全てを可能にしてくれている。
杉田誠一という存在があればこそのBitches Brew for hipsters only。

あらためて、とても大切な『場』であることを感じながら、
終電に滑り込みセーフだった私なのでした。











心が動くこと。。。

2019-01-21 08:30:42 | 表現にからむ様々なこと
様々な表現は、今そこで、出現する。
まさにその瞬間に。
例えば、絵画。
ピカソだってゴヤだって、マネ・モネシャガール、葛飾北斎、横山大観・・・
目の前で『今』描いてはいない。
が、その絵画の前に立つ人にとって、まごうことなき『今』がそこにある。
その『今』はそれぞれの人において全く違う『今』である。
それぞれが、感じたその瞬間に『表現』が成立する。

インプロはまさしく『今』そこで起きてきた感情、情動を音に託す。
託すための楽器を存分に使うことができなければ、
せっかく起きている情動を『音』託すことができない。

オペラ歌手が歌い上げる歌たちもそこには
その歌い手の今その瞬間に起きている様々をしっかり載せているはず。。。

楽譜通りに歌うその瞬間にも、そこには感情があり情動が存在する。
台詞やミザンスが決まっていても、役者たちの『心』は今そこで確かに動く。

だからこそ、表現する時には、
心が動くニュートラルな状態『素』であることが肝要で、
この『素』は意識された『素』であるということ。。。なんだ。

あぁ、訳のわからんことをウダウダと・・・
いやいや、
このウダウダをずっとポケットにつこんで、私は指先でいじっている。
自問自答し続けている。

そんな私の2019年が動き出す。

朝晩冷え込みますが、ぜひ足をお運びくださいませ。
コートの襟を立て、ポケットに手を突っ込んで指で・・・
あ、手袋して手はポケットから出しておきましょう。
転んだ時に怪我をしないように。。。

私の揺れ動く『心』を覗きにいらしてくださいませ。

1/21の誕生花はローズマリー
花言葉は『思い出・追憶』


想い出のかけらをちりばめながら、歌います。
想い出のかけらを拾い集めながら、歌います。
そこにある『今』を一緒につむぎにいらしてくださいませ。

本日19:00start
CuniCo’s Gig
with ケミー西丘(pf)
3,000円(1drink in.)
@Bitches Brew (白楽)

連絡先: utamongatari@icloud.com

Bitches Brewでお待ちしております。