CuniCoの徒然・・・岩下邦子の独り言

日々の暮らしの中で、立ち止まったり、すれ違ったり。私の中のアレコレを思いつくまま、気の向くまま。

大相撲秋場所千秋楽一夜明けての独り言

2021-09-27 10:43:26 | お相撲(スポーツ)のこと
横綱照ノ富士にまず大きな拍手を、惜しみない拍手を送る。

相撲を志してから、様々なことがあった。
怪我や病気のこと以外にも・・・

そんな横綱照ノ富士は、素晴らしい横綱の在り方を示してくれた。

横綱白鵬について、その取り口や態度など、横綱にあるまじき姿・・・と何度か書いてきたが、
そういった批判が出るたびに、外国人を差別している・・・などとの声が散見されたが、そうではない。
何度か書いているが、白鵬は、変わってしまった。
変えたのは、周りかも知れないが、
やはり、大相撲の横綱とは・・・ということが理解できなかったのだろう。
強ければいい、勝てばいいのではないと云う事が。

元横綱稀勢の里を応援していたのも、日本人横綱誕生を切望していたのも、
どうも、その大切な『精神』は、やはり日本人でないとだめなのか・・・と思うに至ったからである。

が、
横綱照ノ富士は、その『精神』をしっかりもって、横綱として十五日間、務めたといえよう。
土俵入りでもそれは確実に見えていた。
自我の欲だけではない、端然としたその土俵入りは、本当に素晴らしかった。
また、優勝インタビューもそのことを確信させてくれた。

膝の痛みも抱えながら何番か長い相撲もあり、
途中少し雑になりかかったり、乱暴な感じが垣間見える瞬間もあったが、
初入幕し大関まで駆け上がったことろは、全く違う。

素晴らしい横綱の誕生に、大きな拍手を送りたい。

一方で今朝・・・横綱白鵬の引退が伝えられた。
残念ながら、なんの感慨もない。

横綱の引退にこれほど心が動かなかったことはない。

残念である。

強くて嫌われた元横綱北の湖だって、白鵬のそれとは違う。
横綱の強さであったし、みんなその引退を惜しんだ。
ファンもそうでない人も、みんなその引退を惜しんだ。

横綱とはそういうものだ。

こんな状況にしてしまったのは、相撲協会の責任も大きいと思っている。
そして親方の責任も大きいと思う。

横綱白鵬のような考え方の力士は、今後増えるかもしれない。
その時に、どう指導していくか、きちんと考えておかないといけない。
長い間、気分悪い取り口を見せられた相撲ファンは、少なくないと思っている。

さて・・・横綱のことはこれくらいにして・・・
阿武咲のことを書かずにはいられまい。

良く辛抱した十五日間。
よく頑張った十五日間。
まっすぐにぶつかっていった十五日間。

今場所は充実していた。

立ち合いに変化され負けた相撲。
足が出ずに負けた相撲。

課題は、本人が一番わかっている。

が、精神は間違っていない。
阿武咲は言った。
「変化するとは思っていなかった。」
相手の変化ぐらい頭に入れとけという人もいるだろうが、
突き押し相撲で、当たっていくときに相手の変化なんて考えてられるかってんだ!
と私は思う。
変わられたときについていける身体能力を鍛えるだけである。
阿武咲は今の前へ出る力が勝っているのだ。
もちろん、並外れた身体能力があるからこそ、幕内で定着している。
それをさらに鍛えた時に、さらに上に行けるのだと思う。

阿武咲はこうも言った。
「弱いから負ける。」
本気でそう思えてるなら、大丈夫だ。
強くなる。

私はそう思っている。

貴景勝の精神力は、素晴らしい。
やはり、首の状態が良くないのだろう。
勝ち越したあとの相撲は、頭で当たっていけなくなっている。
とにかく、今は治療に専念し、九州場所にむけて準備をしてほしい。
長くなるので他の関取については書かずにおこう。

やはりコロナ禍で、稽古不足を感じた場所ではあった。

私も、仕事柄、コロナ禍で、対応に追われたが、
やっと相撲のことかける気分になってきた。

感染対策はしばらくしなければならないが、もうしばらく・・・だと思っている。
トンネルは、もうすぐ抜けられる・・・そう思っている。

コロナ禍で、工夫をしながら、場所を開催してくださる協会の努力と
感染対策しながら稽古し、場所を務めた全力士に感謝したい。

元気をもらいました・・・ありがとう(^^)/

最新の画像もっと見る

コメントを投稿