CuniCoの徒然・・・岩下邦子の独り言

日々の暮らしの中で、立ち止まったり、すれ違ったり。私の中のアレコレを思いつくまま、気の向くまま。

グンジョーガクレヨン・・・と出会った私

2019-08-30 11:30:00 | 表現にからむ様々なこと
あの日から、だれかれ構わず『グンジョーガクレヨン』のこと喋りまくっている。
だいたい、惚れると私は、こうなる。

惚れた・・・っていうより、ずしんと腹に、いや頭に、
いや、肌に・・・爪先に・・・とにかくどっかに
私のどっかに何か影響した・・・みたいな感じだ。

ものすごかった。
いいとか、素敵とか、そういう次元じゃなくて影響した。

で、その『グンジョーガクレヨンあるいは組原正ショック』を
いったんしっかり、収束というか、まとめるというか、総括しておくべきだと思った。

まぁ、年内月一でBitches Brew for hipsters only に出演してくださることも決まり、
私としては、『グンジョーガクレヨン』を肌で感じる機会が年内保証されていて、
こんな幸せなことは無いわけで、今の時点での感じをまとめようと思った。

が、やめた・・・

昨日夜中駅からの帰り道・・・独り言。
「やっと私に戻れた。」
これに尽きる。

見失っていたものを、
魂を・・・覚醒された瞬間。
それを『グンジョーガクレヨン』がもたらした。

で、だれかれ構わず喋りまくった私は・・・
ずっと置きっぱなしにしていた曲の訳詞に取り掛かった。

訳詞に違和感をもちながら歌ってきた歌・・・
その訳詞自体は、嫌いじゃない・・・でも、この曲、違う、何か違うと思い続けてきた。

なにが正解かはわからない。
きっと、正解なんてどこにもない。
ただ・・・やっと、私なりの訳詞にたどり着いた。

それは、『グンジョーガクレヨン』と出会ったから成せたこと。

タイトルはまだ決まらないが、その訳詞をここに書いて、それを『総括』としておこう(^.^)

たぎるマグマ 切り裂く雷 あたしの琴線 触らないで
産み落とされて 愛と憎しみ そのはざまで 死んでいく
破壊軽蔑 暴力差別 幸せか不幸か 論じるな
妄想空想 崩れる景色 あじとはもちろん黒い太陽

あたしの秘密は あなたの命
ピアノの音も 声が纏う湿度さえも

嘘と真実 ごっちゃまぜのまま ゆがんだ時空に ばらまき続ける
足音靴音 バールを引きずる 真っ赤な凶器が あたしを追いやる
扉を閉めて 膝を抱え まぶたを閉じて 見つめ続ける
恐怖と狂気と享楽と地獄を 生きるためのものがたり

言葉を生み 文字を連ねる 
歌が生まれ 星が空から落ちてくる

呼吸できない 起き上がれない 
笑うことも 泣くこともせず

お願いお願いお願いお願い
大地に水を与えて与え続けて
咲かせてみせるあたしの花を
あなたに捧げるあたしの花
地獄にたたずむ あたしの血流 
あたしの命 暗闇に咲くあたしの花   


2019年8月25日 CuniCoがグンジョーガクレヨンと出会った日。
中尾さん、『総括』してみました(笑)
前田さん、これくらいにしときます(笑)
組原さん、ありがとうございました(^.^)
グンジョーガクレヨン・・・は、群青だったんだ・・・
なんかその文字から受けたイメージは『グレー』だったんだよなぁ・・・
そうか、群青だったのか・・・(笑)

グンジョーガクレヨンが Bitches Brew for hipsters only にやって来る日
9/22・10/20・11/24・12/22 いすれも日曜日の20時start 3,000円(1drink付き)


CuniCo's Gigもこれまで通り毎月21日。

しかしだよ、君、グンジョーガクレヨンも体感してほしいんだよなぁ・・・お邦としては。。。

『言葉』と向き合う日々。

2019-08-20 11:30:08 | 表現にからむ様々なこと
久しぶりに言葉を覚えている。
もともと短気で有名な小川未明は短編ばかりなわけで、
その中でも短い・・・珠玉の作品『金の輪』の言葉を覚えている。
美しい日本語にむきあいながら、
眠気とも寄り添いながら、
言葉一つ一つを頭の中に刷り込んでいく。
記憶した言葉を発しながら、ぞっとする。
要らないニュアンスが言葉に纏わりつく。

ある意味『原点回帰』である。

言葉をツールにしている以上、まず言葉と対峙しなければならない。

明日は8/21・・・一年経った。
てっちゃんが逝って一年経った。
時間は止まっていない。
確実に動いている。

その分、歳も重ねているわけだ。
髪も染めることをやめた。
ありのまま・・・である。

黙読、朗読、そして、覚える。
覚えたものを、発する。
身体を通したときに変化するモノコト。

数十年前の私に比べたら、何もかもが、遅い。

反応の鈍さが支配する。

それでも、向き合う。
覚悟して、向き合う。

8月21日 午後3時start 3,000円 1drink付き
CuniCo(歌・語り)×大由鬼山(尺八)
@Bitches Brew for hipsters only



残暑厳しき折ではございますが、お待ちしております。
時間は止まっていない。
たえず、動いている。
今も・・・

今日は八月十五日

2019-08-15 08:01:50 | 愛といのちと平和
子どもの頃育った自宅には縁側があり、雨戸があった。
四〜五間分の雨戸を閉めるのだが、
雨戸には、茶色に新聞紙があちこちに貼ってある。
もちろんボロボロの残骸といった感じだったが。
ある日、母にたずねた、あの新聞紙なぁに?
すると母は、教えてくれた、戦時中の灯火管制のことを。

私の家には、黒くなったワイシャツのボタンがあった。
四角い台紙にいくつも並んだ黒いボタン。
神田で今でも商いされている秋田屋は、祖母の実家。
東京大空襲の後、やっとの思いで蒲田(矢口)の我が家に着いた神田のおばさん。
「これしかなかったんだよ。」と焼け跡を掘って掘ってやっと見つけたワイシャツのボタン、
真っ黒になったシェルのボタンを差し出した。
私の目に今も焼きついている、あのボタン。

父は、私たち兄妹を叱るとき『朝鮮人!』と怒鳴った。
すると母は、それまで手を焼いていた私たち兄妹ではなく、
父に対して向き直り、その言い様を注意し始めた。
静かに、しっかりと、なぜいけないのかを父に話していた。
差別というものが、そこに存在していることを幼い私は、認識しなかった。
それでも、幼心に母が正しいということは、よくわかった。

今日は、8月15日。
様々思いながら、黙祷する日。
今月、3回目の黙祷をする日。

日本のラグビーが進化している!

2019-08-02 08:28:51 | お相撲(スポーツ)のこと
真っ向勝負大好きお邦は、ラグビーが大好きだ。
ずいぶん前から好きなので、
ルールだっていろいろ変わって、追いついていないこともある(^^;
それでも面白い。
だから、ルールがわからないとおっしゃる方も、充分楽しめます。

前にパスはできない。
ボールを取り損ねたら、ノッコン。
ボールを持った状態で潰されて動けなくなったら、ボールを離す。
離さないと反則になる。
ラグビーにもオフサイドあります。
プレイ中に反則があっても審判は止めずにアドバンテージだけ宣告する。
ラグビーを見たことのない人は、ゲームが止まった時に、
その場所からスタートせずに戻る光景は意味不明だろうと思うが、
だんだんわかるようになるさ、とスルーして観ていれば良い。

もう一つのポイント、ポジション。
高校野球みたいに背番号と一致するから、これも覚えると結構楽しい。
それぞれの選手の役割が明確でとても素敵に機能する。
そして、補完しあいながら、他の選手の動きを助けながら、ゲームは動いていく。

みたいな感じで、とにかく、ワールドカップ日本開催は、良い機会だ。
ラグビーを観て欲しいなぁ。
ただし、ラグビーは、目が離せない。
そのこともご理解いただきたい。
目を離した隙に何か起こる。
多分、スポーツ観戦の中で、一番長い時間の集中を強いられる。
が、面白いから、目を離せない。

先日のフィジー戦。
課題が明らかになりながらも勝利した。
しかも、明らかに強くなっている。

以前から日本の選手の動きの速さは話題になっていた。
倒れた選手がすぐに起き上がりプレーに戻る。
この速さは、すごいの一言で、15人の仕事量が増えるわけで、重要だ。
フィジー戦では、パスの速さと正確さが際立った前半。
前への突進力も上がっている。
モールでの課題もあるが、体重差のある中で
押し込まれないための何かがきっと見つかるはずだ。
相撲は1対1だが、体重差のある相手と組んだ時・・・軽くても逆に寄切ったりする。
つまり、力をどう集中させるか・・・
1対1ではないラグビーでは、力を集中させることも難しいし、
さらに相手から加わる力も動くので難しいと思うが、
今のチームなら、なにかを見つけてくれるのではないかと期待する。

TVの前で相撲を友だちと観戦したとき、私が叫ぶので友だちは驚いていたっけ(^^ゞ
しかし、たぶん、一番興奮して
「いけぇ!いけぇ!走れぇ!」と叫んでいるのはラグビーだ。
なにしろ、立ち上がる。
ボクシングはラッシュの時に少し興奮するが、立ち上がらない。
しっかり見つめる・・・つまり、そのパンチの正確さを見極めようとする冷静さが少しある。
ラグビーは、青空の下で、掛け値なしに、もう、あけっぴろげに、爽快に応援している自分がいる。
(あ、家の前でTV観戦なのですが・・・)

3年前、一度だけ、秩父宮ラグビー場に連れて行っていただいた。
40数年前にトップリーグでプレーされていたM氏に。
正面の最高の座席での観戦は、たまらなかった。
しかも当時まだあまり勝てなかったサンウルブズが、勝利した。
いやぁ・・・ナマ観戦はやっぱりたまらない。
しかも隣に解説者付きですから・・・ありがたい(^.^)
選手たちのウォームアップからクールダウンまで堪能した。

日本のラグビーは、世界のトップクラスと渡り合えるまでになってきた。
本当にその進化は目覚ましい・・・

W杯日本開催の2019は、ラグビーのことがたくさん報道される。
是非、興味をもってラグビーに多くの方か触れてくださることを願ってやまない。

というわけで、最近ちょっと集中して応援できなくなった相撲・・・であるが、
W杯を前に、ラグビーのこと書いてみた。

8/3のトンガ戦も注目だ。
そして、9/6は南アフリカ戦。

ノーサイドの精神で全力で戦うラガーマンたちを、見つめていただければと思う。
フランス、イングランド、オーストラリア・・・そして、ニュージーランド。
素晴らしい、最高のチームが日本でそのプレーを見せてくれる・・・
あぁ、考えるだけで興奮してしまう私なのでした。