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令和元年に顕著な災害をもたらした台風の名称 2020.2.29

2020-02-29 15:26:56 | 自然

水戸偕楽園の左近の桜が昨年の台風15号で倒木し、伐採されてしまった件を前の記事で紹介しました。気象庁のHPを見ていたところ、2月19日に「令和元年に顕著な災害をもたらした台風の名称について」という発表がありました。

以下に引用しておきます。

概要
気象庁は、令和元年に顕著な災害をもたらした台風について、台風第15号については「令和元年房総半島台風」、台風第19号については「令和元年東日本台風」と名称を定めました。 

本文
気象庁では、顕著な災害をもたらした自然現象について、後世に経験や教訓を伝承することなどを目的に名称を定めることとしています。
今般、令和元年に顕著な災害をもたらした台風について、名称設定の基準に沿って、台風第15号については「令和元年房総半島台風」、台風第19号については「令和元年東日本台風」と名称を定めました。

名称を定める基準
顕著な被害(損壊家屋等1,000棟程度以上または浸水家屋10,000棟程度以上の家屋被害、相当の人的被害など)が発生し、かつ後世への伝承の観点から特に名称を定める必要があると認められる場合

名称の付け方
原則として、「元号年+顕著な被害が起きた地域・河川名+台風」とします。
ここで「顕著な被害が起きた地域・河川名」とは、後世への伝承の観点に着目して最も適した都道府県名、市町村名、地域名、河川名等をいいます。

 

参考までに、昨年1年間の台風の動きが2月26日の発表資料に紹介されていたので抜粋しておきます。

 

台風15号と19号は比較的似たような経路をとっていますが、被害の地域や内容が全く異なっています。台風の進行方向東側にあたる千葉県や茨城県で強風による被害が大きかったのは台風15号。台風の進行方向北西側にあたる関東山地や甲信越の山地での大雨による河川氾濫被害が目立ったのが台風19号です。

共に上陸時の中心気圧が960hPa(15号)、955hPa(19号)と同じくらい異常に低く、特に15号はコンパクトで中心付近の気圧の傾きが大きいまま東京湾を北上して千葉に上陸。被害範囲が進行方向東側に集中していて、しかも、とてつもなく甚大。名称のつけ方に従うと被害が大きかった「房総半島台風」となるのですが、個人的には原因となった東京湾北上コースという特異性に着目して「東京湾台風」のほうがしっくりきますね。

 


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