kyoの今日を楽しく☆

趣味の陶芸・食べ歩き・映画鑑賞などを通じて毎日を楽しく充実して過ごせたらと思っています!

「かに楽座甲羅戯」

2006年01月15日 23時29分11秒 | 旅行
今日は待ちに待ったカニ旅行の日。
香住にカニ尽くしを食べに行くのです!かに好きとしては、この時期にしか食べれないかにをはずすことは出来ません。
現地までは、安くて楽チンなカニバスを申し込んでみました。
お宿は、去年から泊まってみたいと思って決めていた「かに楽座 甲羅戯」を予約。

まずは、天王寺の集合場所に行ってバスに乗り込みます。
難波→梅田とそれぞれピックアップしていざ出発!!
やはりこの時期カニを食べに行く人達が多いみたいで、日曜出発にも関わらず満席です。
それにしても、なぜおばさん達はあんなに元気なのでしょう?私なんて、乗り物に乗ると
すぐに眠たくなってしまって、ず~っとウトウトしているような状態なのに
おばさん達は、ひたすらしゃべり続けています。
それもボリュームの調節がおかしい・・密閉空間なのに・・

そうこうしている内に、道も空いていて予定よりも早くお宿に到着!
このカニバスって便利なんですねぇ。それぞれの泊まるお宿のすぐそばまで、
順番に送ってくれるんです!
お宿の「かに楽座甲羅戯」は、日本一のカニの水揚げを誇る柴山港を見下ろす、
高台に建っています。
平成15年の11月にOPENしたということで、建物もとても新しい。
なんと言っても、インテリアが素敵。ロビーにはセンスのいい椅子やソファが置いてあり、高級オーディオからは、エンヤの曲がしっとりと流れています。間接照明もいい感じに配置。

早速お部屋に通してもらいました。残念ながら海側のお部屋は満室でしたので
山側の洋室をお願いしました。部屋は少し小さめなですが、とてもシンプルにまとめられていて落ち着く感じがします。

カニを味わう前に、早速温泉に入ってさっぱりしておきます。

そして、いよいよ待ちに待ったカニづくしの始まりです!!
ここのお宿は、お部屋食ではなくて、ちゃんとお食事処がありそこに食べに行きます。
その方が、お部屋がカニの匂いが染み付かなくて良いのかもしれません。
掘りごたつ(床暖房)のテーブルに座ると、目の前には既に
前菜や白バイ貝のつぼ焼き・アオイカのお刺身などが用意されています。
生の白菜に、かにみそを出汁で伸ばしたものをつけて頂くのもとても美味しかったです。

そして、もちろん主役は、『番ガニ』!!!
「番ガニ」とは、香住のかには30ものランクに一枚一枚選別されるらしいのですが、
その中で1番~7番までのカニが番ガニと呼ばれるもの。
番カニは1000匹の中でも数匹とも言われるらしい!
この番ガニの調理方は、大釜でゆでられているそう。
ちゃんと番ガニの証に爪の部分にどの船で捕られたものかが分かるタグが付いています。
早速頂いてみると、うーんうまいっ。
かにの身の繊維が一本一本が太くしっかりしている!
口に入れるとほろほろっと解けていく感じです。
かに爪部分なんて、しっかり身が詰まっていて弾力感さえ感じる程。
そして番ガニのかにみそが絶品。新鮮なかにみそは、火を入れた時に緑の部分と
卵の白身のような部分が出来るらしく、それを混ぜて食べるのが良いとか!
マイルドで、とても美味しいっ。

もちろん、ここまで来たら生のお刺身も食べなきゃねっ。
あっ甘ぁ~いっ!口の中で溶けて無くなっちゃいます。
あとは、宝陶板を使った焼ガニが又美味しい☆
蓋を開けた時にしっかり詰まったカニだからなのか、
身が甲羅からはちきれそうに盛り上がっていて見るだけで美味しそうなのです。(写真)
陶板は店主のこだわりらしく
 ↓
『全国の陶板を過去使ったがあまりの強火に1分でペン!と割れるものやセラミックのように早く焼けすぎて
旨味が全く出ないものと試行錯誤を重ねた末に有田焼に行きついた!
窯の陶板で焼くと何せ美味い!
重くて硬くてふたまで重い、そして高い。
それでいて数回で割れるのだが、甲羅戯の『食』に対せるものはこれしかない!』
はい、さすがこだわっただけあります!
無口で、食べ続けました~。カニ食べる時は、みんな静かになりますよねぇ。
カニしゃぶ、カニちりを存分に楽しんだ後は、最後のシメはやはり雑炊でしょう!
カニのエキスがたっぷりと出た出汁に、カニの体の部分から取り出しておいた
カニの身をたっくさん入れて、贅沢雑炊の出来上がり!
何の味付けもしなくても、十分な深い美味しさ~。
あ~幸せ~。ちょっと奮発して良いかにのプランにした甲斐があったなぁ~。