いやな予感はしていたのである。今日びの天気予報は正確だ。
10:00過ぎの新幹線で京都へ。京都は大雨で、後ろの列車から米原付近の雨にため運転見合わせになった。岡山へ移動する列車を30分早いのに変更し、Hさんに会う。Hさんはもと大学院で研究指導を担当した人で、秋の学会発表の相談に与る。2時間弱、下発表を聴いて意見を述べた。
岡山へは定刻に出発。同じ号車に大学職員のHさんが乗っておられたので、ご挨拶。これを奇遇と申すべし。
在来線乗り換えに十分な余裕ができたので、酒と肴、岡山だから葡萄を買う。ところが大雨のため、伯備線は備中高梁と新見間で運転見合わせとの放送が…。椅子に座って酒を飲み、葡萄も全部食ってしまった。
特急は2時間遅れで出発。動くだけでも有り難や。しかし、やたら信号待ちの停車が続いて、1時間は遅れただろう。高梁では花火大会が行われていたがな。22:41に松江着。3時間遅れた計算になる。特急料金の払い戻しを受け、タクシーに乗る。愛想のよい運転手さんだったので、釣りはいらんと1000円札を渡した。池波正太郎『男の作法』を実践する。タクシーを降りると、道に老母が立っていた。とにかく着ているものを全部洗濯機に投げ込んでスイッチオン、シャワーを浴びる。汗まみれになった。缶ビールを2本、島根和牛の石焼?とミニトマトのマリネを肴に飲む。
1時間ほど老母の話を聞いてから、茶室で寝る。帰省の目的は、老母の話相手になり、墓参りをするに尽きる。