久しぶりにお稽古事に。S先生の「真似」を只管。しかし、本当の本物というのは、凡慮の及ぶところに非ざるなり。どうも途中から冷房が切られたらしい。AV機器も操作方法がいまいちよく分からなかった。申し訳ないことである。
台湾帰りのO社長と「AMA」へ行った。シュワシュワしたものが飲みたくて、ハイボールにすることが多くなったな。カレーは少し辛くしてもらったはずが、ずいぶん辛かった。これもまたよし。花椒の利いた麻婆豆腐が無性に食いたい。
先日、編集委員会の席上、東京GG大学のS教授に、あなたは池波正太郎を読んでおいででしょう?と言われたが、ふふふ、読んでいなくもない。「てんぷら屋に行くときは腹をすかして行って、親の敵にでも会ったように揚げるそばからかぶりつくように食べなきゃ」(『男の作法』)なんて、けだし至言である。「高七」の大将に、お教えしたい。「一房のブドウを手にして高く持ちあげ、その下へ大きく開けた口をもってゆき、下の方からガブガブと頬張」る(『江戸の味を食べたくなって』)という甲州式ブドウの食い方も、素敵である。たしかに美味い。