そのころ、世に数まへられぬ古教授ありけり。

この翁 行方定めず ふらふらと 右へ左へ 往きつ戻りつ

9月13日(金)

2008年09月13日 | 昔日記
 昨朝、突然Mさんから電話がかかってきた。源氏物語に関する質問を受ける。今年は源氏物語の千年紀で、Mさんはあちこちで引っ張りだこである。本当に何年ぶりにお話しをしただろうか。Mさんが助手を勤められていた時、1年間私は副手(今のTAみたいなもの)としてお仕えした、という関係である。

 今日はS賞の授与式に呼ばれている。研究室の後輩Wさんが受賞するのだ。S賞は新進・若手の女性研究者に与えられる賞だが、Wさんが昨年出版した全釈のお仕事が評価されたのである。初めて副都心線に乗って、G女子大へ行く。

 選考委員の先生方に向かい合って、I先生、M先生、私、Tさんが着席。受賞者席の傍らには、故S先生のお写真が置かれている。私たちは受賞者側のゲストという次第だ。委員長であるG女子大学長のN先生から賞状と副賞が渡された。委員席にはN女子大のG学長(パートナーの勤務先の学長)もおいでである。女子大の学長お二人がご臨席とは、豪華といふべし。Wさんのスピーチが素晴らしかった。

 授与式の後、部屋を移して茶話会となる。話がはずみ、定刻の15:00に終了。その後、同じフロアにある学長室を見学させていただいた。さすが、天皇・皇后から挨拶を受けるN先生のお写真が飾ってある。

 今度は副都心線には乗らないで、神楽坂を通って帰った。「ラ・カーブ・イデアル」でワインの試飲会をやっているはずと立ち寄ると、歓迎された。狭い店だが、お客さんも多い。軽い赤ワインの特集とやらで、6種ほど供されている。うち2本は飲んだことがあった。

 「Marcel Lapierre Morgon 2006」というのが、すごく気に入った。直球ストライク!という感じ。2本購入する。当分こいつを飲むか。

 娘は土日祝と、億ションのモデルルームの受付アルバイトだとか。今日はずっと立ちっぱなしだったそうだ。

 娘が珍しくワインを飲むという。買ってきた「Marcel Lapierre Morgon 2006」を開ける。このワイン、本当に旨いと思う。本当にお奨め。