そのころ、世に数まへられぬ古教授ありけり。

この翁 行方定めず ふらふらと 右へ左へ 往きつ戻りつ

9月26日(金)

2008年09月26日 | 昔日記
 修士課程入試の2次試験、つまり面接試験日である。同じ時代区分担当の同僚教員と面接に臨む。対象者はなかなかユニークな人が多い。結構なことだ。

 お昼に、やって来た院生N君を「すゞ金」に連れて行って鰻重をおごり、仕事を頼んだ。一人で抱え込んで暗礁に乗り上げている仕事がいろいろとある。我ら人文科学系は原則的に個人営業態だから、どうも作業に人を使うのが苦手である。といっても私だけなのかもしれないが… N君、これからギターのレッスンだそうだ。いろいろな趣味の人がいる。

 中央図書館に行って調べものをする。夕方からの会議は、サボることにした。もう老人になったのだから、極力手を抜くことにしないとやっていられない。神楽坂で買い物をとも思ったが、会議サボるのだから直帰するのがスジであろう。明日はまた研究会での報告がある。

9月25日(木)

2008年09月26日 | 昔日記
 13:30から打ち合わせ?のため大学へ。原稿の提出が遅れて叱られる。

 院生のKさんから宝塚名物「炭酸煎餅」をいただいた。Kさんの姉上はタカラジェンヌで、このほど退団なさったのだそうだ。その舞台を観においでになったよし。いろいろな関係者が大学院にはいることだ。

 15:00から別の会議。17:00過ぎに終わって、18:00に始まる研究会までの間にコーヒーでも飲もうかとふらふらしていたら、図書館のM嘱託と出会う。これ幸いと「Cafe Goto」にお誘いした。昼食を摂りそびれたので、パンプキンケーキとコーヒーにする。時間になったのでお先に失礼。レジのところで、カウンターにお母さんと座っていた小さなお嬢ちゃんに話しかけられた。「いくつ?」と尋ねたら、「2歳」だって。「おじちゃん52歳」と返したら、手を振られた。とほほ。

 研究会は私が報告者。たまたま短い章段だったので、1時間ほどで報告を終える。ところが、またまた荒い発表であった。万事が自転車操業で、悪循環に陥っている。ああ、いやになっちゃうね。

 どうも3月にNYへ出張して以来、調子が狂いっぱなしである。物事にうまく時間配分ができない。それでいて、夏休み中は合宿が4つに集中講義が2つ。いろいろ入れ過ぎたのかなあ。仕事に手がつかない。気力減退。思考がひたすら退嬰的になっていく。どうしたものだろう。「時が命を齧るのだ」。かなり以前のことだが、半年くらい何もできなくなって、郵便物すら開けられないような状態になった。あの頃みたいな感じになってきたぞ。