そのころ、世に数まへられぬ古教授ありけり。

この翁 行方定めず ふらふらと 右へ左へ 往きつ戻りつ

7月17日(水)教授会は4時間半!

2019年07月17日 | 公開
  三連休なんか、今日びの大学は関係ない。月曜は朝から2科目、その後、大学院生の面談研究指導を実施し、昼飯も食わずに東京美術倶楽部のアンティークフェア最終日に駆け込む。Oさんのブースを覗くと、UちゃんにI君、あとからT君がやってきて、出物を漁っている。ふと見ると、井上宗雄先生旧蔵の着到和歌の写本が。図書館に電話すると特別資料のK課長がつかまったので、かくかくとお話し、購入してもらうことにする。なんと2割も値引きしてくださった。それで、送るのは面倒なので、先生持って行ってよと押し付けられた。

  面白そうな幅物が掛けてあったから、何だ?と聞くと、後土御門院御詠草とのこと。幅のほかに、おそらく屏風剥がしのツレが2葉付いていて、いくら?と聞けば、合わせて15万だという。じゃあ貰って行くわとお願いすれば、これまた2割引いてくださった。おいおい、いいのですか?と心配すれば、あと1時間半で閉店で、持って帰るのが面倒だとのこと。デパートの地下食料品売り場の、閉店間際のような仕儀であった。しかし、世の憂さを忘れるような、名品?である。



  三条西実隆筆、後土御門院御詠草の断簡である。

  火曜は痛風の病院へ。数値はよかったのだが、いよいよ本格糖尿病らしい。社会人講座へ回り、帰宅して、ケアマネさんと9月の介護予定を打ち合わせる。

  今日は会議日。その前に図書館に写本を持って行く。課長に渡すと、いい本ですねと言われた。教室会議も議題がいろいろあった。教授会は14:00開始だが、30分講習が入り、終わったのが18:30。もちろん守秘義務があるから、内容は書けないが、とある「指針」をめぐって紛糾、9月に決めればいいじゃないかと、助け舟?を出した。議事運営が下手くそなんだよ、まったく。しかし、大声で言い募る御仁は、まことにみっともないと、心の中で思った(心の外では、思えないが:笑)。来年度はサバティカルがとれそうなのに、とある委員に選出されてしまった。まあ、いいか。どうせ年度替わりで、次点者と交替だあ。

  18:00に目白駅前で落ち合う約束に、1時間遅れた。山手線が止まっており、ひと駅歩くはめに。アメリカで大学の先生をなさっているHさんと会食。荊妻がお相手をしていてくれた。

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