そのころ、世に数まへられぬ古教授ありけり。

この翁 行方定めず ふらふらと 右へ左へ 往きつ戻りつ

6月21日(土)

2008年06月21日 | 昔日記
 和歌文学会の例会が日本女子大で開かれた。いつもとは違って、依頼発表による特集である。「表象される和歌」と銘打って、音楽・書・絵画と和歌との関わりを新たな切り口から考えようという企画。いつもは会場に来た人を適当に捕まえて司会を過飲むのだが、今回はあらかじめ司会者まで決めてあり、仕込みも気合い十分だ。

 私は現在、例会を運営する委員会の副委員長なのだが、今日は全体の進行役を務めた。会場校挨拶に続き、例会委員長の趣旨説明、そして3名の発表があって、もう一人の副委員長が締め括った。いや勉強になりました。

 短時間の委員会の後、懇親会も設定していただいた。他に学会もかちあい、また大学の記念行事も行われる中、会場校にはご負担をかけてしまった。T先生には申し訳ないと思う。参会の人数を心配したが、研究発表も懇親会も、なかなか盛況だった。大成功と言ってよかろう。どたばたしたので、懇親会の司会も結局私が務めた。さらにアトラクションまでかり出され、汗びっしょりになったが、賑わし役はまあいやではない。久しぶりに学会においでになったK先生に、最後をまとめていただいて、万歳三唱のうちに散会。懇親会などというものは、食い物が無くなったらさっと切り上げるのが粋なのである。会場校にもご負担がかからないしね。

 坂を下り、A師匠と文科省のT氏、それからAさん、Nさんと一緒に「太郎月」へ行く。そうしたら店は満員だった。無理矢理隅の一角に入り込む。演博の前々館長鳥越文蔵先生、前館長伊藤先生や、T元助手などがいらっしゃった。双柿会の総会があったとか。ご挨拶する。鳥越先生、この店は「鷹ばん」じゃないのかとおっっしゃる。そりゃ前はそうだったんだけど…。A師匠は声優としてのお声を大奮発、女将さんに大ウケしていた。A師匠を一度お連れすると、女将には約束していたからな。越乃景虎を3杯ほど飲んで切り上げた。

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