そのころ、世に数まへられぬ古教授ありけり。

この翁 行方定めず ふらふらと 右へ左へ 往きつ戻りつ

現地時間8月25日19:30

2011年08月26日 | 公開

 今日は朝いちのパネルを聴く。K館の事業の紹介みたいな話で、全部日本語による。データベースやeラーニングが扱われたのだけれども…。テクストの扱いに関する館長の発表に、隣に座っていた国語学者がぷりぷり怒り出す。やっぱりK館には、国語学のよく分かる研究者が1人くらい居たほうがよいということか(すぐ近くに国研があるが…)。そういう意味では、自称国語学者のTea大A氏などは、かつて貴重な存在だったのだろう。

 eラーニングも、国立系機関の人が作るとどうしてこんなに造り込んじゃうのかなあ?(よほど予算や研究費が付くんだろうなあ)  欧州の研究者はそれなりに関心を示していたが…。でも、一部をOCWに提供するとか、そういう発想はないようだ。我が大学・学部で、10年以上前に取り組んだ課題のパイロット的な成果を、今頃素朴なかたちで聴かされてもなあ…というのが正直な感想だった。m(_ _)m

 コーヒーブレイクの後、旧市街へ散策に行く。

 ラエコヤ広場近くのアンティーク・ショップは、あいかわらずドイツ軍とソ連軍の勲章や軍装品であふれていた。拳銃とか銃剣とか欲しかったけれども(銃剣なんぞ100€ぽっち!)、日本には持ち帰れまい。トームペアに登り、展望台へ向かうと、日語研のK先生夫妻とばったり。あたりは観光客だらけで、さすが世界遺産。

 とはいえ、倫敦にも巴里にも羅馬にも行ったことがない私めが、この塔林は3度目の訪問である。驚きには乏しかったかな。初めて訪れた時は、実に古色蒼然として感動したのだったが…。旧市街全体もきれいに整備されたためか、タイルを貼り替えた我が大学のO講堂みたいな感じ。目当ての革製品も、よいものは見当たらず。

 学会に戻ろうと思ったが、同行者が体調が悪いというものだから、ホテルへ帰る。午後のパネルは全部パス(Y先生、J先生、申し訳ありません)。食事は、ホテルの隣のストックマンにあるスーパーと酒屋で購入。寿司を売っていたので、もとめてみたが今いちだった(なお、ホテル近くには、な、なんと、回転寿司屋まであった!)。


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