そのころ、世に数まへられぬ古教授ありけり。

この翁 行方定めず ふらふらと 右へ左へ 往きつ戻りつ

3月19日(水)新年度教務スタッフの顔合わせ

2014年03月19日 | 校長は日々是口実

  高校の教務スタッフは4月1日付で、教頭以下全員総とっかえとなる。その顔合わせというか、打ち合わせのため高校へ行く。新年度の1年クラス編成や、2年の特殊なクラスの構成に関して、実に心配な状況が続いていたのが、本日そのいずれもがクリアされたのでひと安心。併行して、落第生の面談も進められていた(ウチの高校は進級の成績要件が厳格なので、落第は普通のことなのだ)。現教頭は明日から、東日本大震災被災地へのボランティア生徒引率のためご出張。お土産に大量の饅頭を持っていくとのこと。現地では大歓迎だそうで、饅頭の数が間に合うか心配。いざとなったら1コを分割して配るしかないかも。

  高校の統治システム?は、校長の私が学校法人に任命されて落下傘降下し、パートタイム(時給500円也)で箇所長を務めているが、実際の切りまわしは、職員会議の選挙で選出される教頭が行政権を掌握しており、正副教務主任など組閣人事も教頭の専権事項である。すなわち、校長は単なるお飾りにすぎない(だから時給がこんなに安いわけだ)。例えれば校長が大統領(総書記と称する人もある。それならば実権をともない素敵だがね)で、教頭が総理大臣、そして理事長が神様という仕組みである。

  この点、兄貴分高校は、内部の教諭が職員会議の選挙によって校長候補に選出され、それを理事長が承認するシステムをとっており、弟分とは全然異なる。兄貴分のY校長はもう10年も長をなさっているが、私の任期は2年限定、本年9月まであと半年の命?なのだ。

  このたびの教頭以下の全交替は、共和党から民主党に政権が交替したみたいなところがあるかも。まあ、好きなようにやってくだされと、新政権と良好な関係を構築することが目下の課題なのだ。打ち合わせで繰り返し申し上げたことは、この校長を悪者にして改革を進めてねという点。こんな校長も珍しかろうが、高校でどんなに業績をあげたところで、私自身のプラスには何ひとつならない。本業とは、全然関係ないことだからだね。だから気楽なのさ。

  来週は理事長閣下に呼びつけられている。そのことについても皆さんにご意見を求めた。学校法人理事連は、高校への理解が欠如していて、正直ケッ、アホどもが!と思うのだが、昨今対話も必要と感じているらしいのは、一定の前進である(私が五月蠅いことを喚くからかも知れぬ)。高校側もいい加減、被害者意識、ルサンチマンをつのらせているばかりでは、どうにもしようがなかんべ~よ。要は、どうやって攻勢をかけ、どうやって勝利するかだ。高校の運営は、軍事作戦、戦争と一緒と、軍事オタクの私なんぞはついつい考えてしまうがなあ。校長室の抽斗の中には、K教授に校長就任祝いとしていただいた南部式拳銃に、実弾を込めて、常に自決用として用意してある。それぐらいの覚悟は、一介の校長だって持っているのであ~る。

 


最新の画像もっと見る

コメントを投稿