史跡訪問の日々

幕末維新に関わった有名無名の人生を追って、全国各地の史跡を訪ね歩いています。

宇佐 Ⅱ

2022年07月09日 | 大分県

(正明寺)

 

正明寺

 

花山院隊が御許山で挙兵したのが慶應四年(1868)一月十四日。長州藩では福原往弥(和勝)率いる報国隊一小隊(長府藩)と野村右仲(素介)の第三大隊一小隊が相次いで九州に上陸した。二小隊約百二十名は、四日市に入り、西本願寺別院正明寺に陣を取った。御許山の花山院隊は、これを鎮圧部隊とは思わず、花山院の九州下向と勘違いしたという。長州藩兵は、花山院隊に対し、脱退した隊士の引き渡しを要求した。その後、幾度か交渉が行われたが、一月二十三日、長州藩兵は御許山に攻め上り、花山院隊を殲滅した。

 

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