史跡訪問の日々

幕末維新に関わった有名無名の人生を追って、全国各地の史跡を訪ね歩いています。

大崎 岩出山 Ⅱ

2021年01月02日 | 宮城県

(松窓寺)

 

松窓寺

 

 前回、大崎岩出山を訪ねた際にも松窓寺で戊辰殉難者吉岡今之助、曽根忠右衛門の墓を探したが、いくら歩き回っても見つけることができなかった。今回、竹さんに案内してもらって、両名の墓にようやく出会うことができた。曽根家の墓は墓地のほぼ最前列に近い場所にあるが、表面に地蔵が刻まれているだけで、なかなか見つけにくい。対して吉岡家の墓は墓地の最上段に近い。前回も近くまで来ていたが、もう一歩の執念が足らなかった。

 

曽根忠右衛門の墓

 

 曽根忠右衛門(忠左衛門とも)は、岩出山町裏小路の人。慶應四年(1868)、七月十一日、羽前金山にて戦死。二十歳。

 この小さな墓石側面には、忠右衛門の法名と俗名、没年月日が刻まれている。

 

吉岡家之墓(吉岡今之助の墓)

 

 「幕末維新全殉難者名鑑」によれば、吉岡今之助は、玉造郡岩出山大学の士。慶應四年(1868)羽前蟻谷口にて戦死。三十六歳。

 墓石背面には先頭に今之助の名前が見える。それによれば没日は七月十一日。二十六歳。法名は「智高良勇居士」と読める。

 

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