史跡訪問の日々

幕末維新に関わった有名無名の人生を追って、全国各地の史跡を訪ね歩いています。

鳴門

2020年12月12日 | 徳島県

(北灘)

 

伊能忠敬上陸地点

 

 伊能忠敬は、四国にも測量に訪れている。忠敬が四国に入ったのは文化五年(1808)十一月五日のことで、「測量日記」には「五日朝晴天西風六ツ前引田村出立 乗船シテ阿州板野郡碁之浦へ着 此夜晴天測量」と簡潔に記されている。この時、測量隊を受け入れ協力したのが、讃岐国大内郡馬宿出身の久米通賢であった。久米通賢は、大阪で間重富の下で暦学・数学を学んだ。文化三年(1806)、高松藩の測量方に採用され、領内の実測測量地図を作成した実績があり、伊能忠敬のサポート役としてはうってつけであった。

伊能忠敬が上陸した鳴門市の碁之浦は香川県から国道11号線を東進すると県境をまたいで直ぐの場所である。港の入り口に木製の大きな記念碑が建てられている。

 

碁の浦港

 

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2 コメント

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上陸地点について (範國 豊)
2022-04-01 10:33:12
初めまして、写真にあります現在の記念碑が傷んできて文字も読めなくなってきているため碑を再建しようと準備しております。
調べてみますと、第6次測量隊は鳴門海峡付近に上陸しまして、四国を一周して最後に香川県から徳島に再度上陸した地点にこの木製記念碑が建っております。

従いまして1808年より以前に四国に上陸しているそうです。
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Unknown (Unknown)
2022-04-03 10:16:07
範國様

貴重な情報を有り難うございます。
再建されまさしたら、また情報をいただけまさしたら助かります。
返信する

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