史跡訪問の日々

幕末維新に関わった有名無名の人生を追って、全国各地の史跡を訪ね歩いています。

徳島 Ⅲ

2014年01月12日 | 徳島県
(徳島県庁)


徳島慶應義塾跡

 八幡浜と卯之町を回った後、四国を横断して徳島に向かう。休憩を取らずに突っ走っても二時間半はかかる。途中、結構激しい雨が降ったが、徳島市内に入ったとき、幸いにして雨は止んでいた。
 福沢諭吉の開いた慶應義塾は、徳島の人たちからの要望に応える形で、明治八年(1875)から翌明治九年まで約一年にわたり徳島に分校が開かれた。現在、徳島県庁敷地内にそのことを示す記念碑が建立されている。
 徳島県庁を訪ねると、巨大なクレーン車が庁舎前で作業していた。警備員の方から、「この工事は今日までですから、明日出直して来てください」と言われたが、このまま引き下がるわけにはいかない。たまたま用事があったため徳島に立ち寄っていることや、明日には東京に戻らなくてはいけないこと、記念碑の写真を一枚撮りたいだけだということを訴えて、警備員の方の立ち会いのもと、この写真を撮影することができた。ご協力に感謝。

(万福寺)


万福寺


庚午事変慰霊碑

 今回、徳島に立ち寄ったのは、稲田騒動(庚午事変)の関係史跡を回ることにあった。その一つが万福寺である。万福寺では稲田騒動の首謀者十名のうち、四名が切腹している。

(蓮花寺)


蓮花寺

 蓮花寺でも稲田騒動の関係者四名が切腹している。墓地にはその中の一人、藤岡次郎大夫の墓がある。新しく建て替えられたもののようである。


庚午事変慰霊碑


藤岡次郎大夫墓

 日が暮れてしまったので、今回の四国の旅はここまで。徳島からは高速バスで大阪に向かい、この日は高槻の実家に泊まった。大阪は激しい雨であった。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 卯之町 Ⅱ | トップ | 名古屋 Ⅱ »

コメントを投稿

徳島県」カテゴリの最新記事