
音道貴子という刑事が主人公で、これまでに何作か登場してます。
今回は短編集で、1話が60ページくらいです。最近は長編を読むのがきつくなってきてるので
このくらいの文量は助かります。
各話とも面白いんですが、一番すきなのは「残りの春」っていう話です。
昔、音道がコンビを組んでいた滝沢という刑事との話で
彼の娘が旦那の借金で取立てにあっていて、滝沢と音道が助けに行くっていう話
なんですけど、この娘っていうのが馬鹿みたいで、すごいムカつくんです。
旦那もひどい男なんですけど、案外こうゆう夫婦って多いかもしれませんね。
こういう話をみると結婚なんかするもんじゃないなと思います。