雨男の異名を取る私が関与した行事にしては、このcona開店の日が晴れ上がっていきそうな星の数である。朝4時30分、東の空に月の左側がカミソリの刃のように細く輝いていた。
conaの関係者とスタッフが3人が、開店の日の早朝出勤を自主的に買って出た。私もその3人を送って、開店準備のために店まで行った。
町はまだ眠っている時間だが、きょう開店にあたり8種類の食パン(サイズも5種類)と5種類のオーガニック(有機栽培)の食材のみを使用したクッキーが店に並べられる予定である。
思えばこの開店の日は、すべての人々の記憶に残る「東北・関東大震災」の3月11日という衝撃の日の影響を受けていた。そしてその後の原燃事故がさらに国民に追い打ちをかけている東北・関東地方である。
そういう状況の中だからこそ、私たちの店のオープンは値打ちがあるのかも知れない。それは悲嘆にくれているばかりではなく、少しでも生きて行くための灯明になれるのではないかと思うのだ。
障害を負って懸命に生きている一人ひとりが、その困難に負けないで生きていこうとこの店を開店したのだ。一つ歯車が崩れると、たちまちその運命が狂うことすらある。そういう意味では「エイプリルフール」というこの日があるのは、決して偶然のことではないのかも知れない。震災の影響で私たちの開店計画は大きく狂いそうだった。県の議会があり、認可が震災事件で遅れそうだった。東北自動車道が緊急自動車のみの道路に封鎖され、流通がストップした。燃料や生活用品が入ってこない。これらのマイナス要因のなかで、よくもこうして開店に間に合ったというしかない現実こそ「エイプリルフール」なのだろうか・・・?
conaの関係者とスタッフが3人が、開店の日の早朝出勤を自主的に買って出た。私もその3人を送って、開店準備のために店まで行った。
町はまだ眠っている時間だが、きょう開店にあたり8種類の食パン(サイズも5種類)と5種類のオーガニック(有機栽培)の食材のみを使用したクッキーが店に並べられる予定である。
思えばこの開店の日は、すべての人々の記憶に残る「東北・関東大震災」の3月11日という衝撃の日の影響を受けていた。そしてその後の原燃事故がさらに国民に追い打ちをかけている東北・関東地方である。
そういう状況の中だからこそ、私たちの店のオープンは値打ちがあるのかも知れない。それは悲嘆にくれているばかりではなく、少しでも生きて行くための灯明になれるのではないかと思うのだ。
障害を負って懸命に生きている一人ひとりが、その困難に負けないで生きていこうとこの店を開店したのだ。一つ歯車が崩れると、たちまちその運命が狂うことすらある。そういう意味では「エイプリルフール」というこの日があるのは、決して偶然のことではないのかも知れない。震災の影響で私たちの開店計画は大きく狂いそうだった。県の議会があり、認可が震災事件で遅れそうだった。東北自動車道が緊急自動車のみの道路に封鎖され、流通がストップした。燃料や生活用品が入ってこない。これらのマイナス要因のなかで、よくもこうして開店に間に合ったというしかない現実こそ「エイプリルフール」なのだろうか・・・?