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東国の文化学び第一歩  古墳県民調査員養成研修

2012-08-05 18:55:41 | 地域文化・地域資源

 約80年ぶりに県内の古墳の個別調査が始まるのを前に、県教委が公募した県民調査員応募者を対象とする養成研修が4日、前橋市の群馬会館で始まった。約180人が講義に参加し、調査員への第一歩を踏み出しました。

 考古学研究者の右島和夫さんが「考古学入門」「古墳学入門」を講義。「遺構」「遺物」などの基本用語から古墳時代の東アジアと日本の関わりまで、研究経験を交えながら解説しました。

 高崎市の剣崎長瀞遺跡の古墳から出土した純金製の耳飾りの写真を示し、朝鮮半島で製作され、渡来人が持ち込んだと指摘。「朝鮮半島や中国の歴史を抜きに、古墳時代の日本は語れない」と幅広い視点から調査に取り組むことを勧めました。

 養成研修は本年度中に、講義や古墳の現地見学、調査実習など全9回開かれる。5回以上の受講者を調査員に登録。県内各地で2013、14年度の2年間、調査の補助業務を担当してもらいます。

 考古学に興味のある方が参加したのでしょうが、60代の方が多いということです。今後も研修を受けて調査事業の補助業務に携わるのでしょうが、社会教育事業という意味が大きいのではないかと、今までの動きを見ていると私は思います。


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