団塊オヤジの短編小説goo

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都月満夫の短編小説集2

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都月満夫の短編小説集

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「草原の対決」【児童】
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「七夕・隣の客」(第二部)
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「伊右衛門や石川五右衛門の「右」を読まないのはなぜ?」について考える

2014-11-27 06:43:35 | 漢字・文字

絶景かな 絶景かな

 春の眺めは(春宵一刻)値千金とは 小せえ 小せえ

 この五右衛門の目から見るときは 一目万両万々両

 陽も西山に傾きて 春の夕暮れ来てみれば 入相(いりあい)の鐘に花ぞ散る

 はて うららかな眺めじゃなあ

 

これを見ていた「真柴久吉(羽柴秀吉)」が門に落書きしています。歌です。

 石川や 浜の真砂(まさご)は尽きるとも 

 世に盗人(ぬすびと)の種は尽きまじ

 

お馴染みの「石川五右衛門(いしかわごえもん)」の歌舞伎の一コマです。

歌舞伎に興味がなくても、このセリフや歌は聞き覚えがあると思います。

 

伝説の盗賊『石川五右衛門』。『五右衛門』と書いて【ごえもん】と読みますが、"右"の音はどこに行ってしまったのでしょうか。一方、江戸中期の浄瑠璃・歌舞伎作家『近松門左衛門』は【もんざえもん】と"左"も発音します。"右"だけ発音しないのは不思議ですよね。古くは『右衛門』と書いて【うえもん】。"右"も発音していました。元々は人の名前ではなく平安時代に設置された役所の名前です。御所の門の警護や開閉などをする『左衛門府』と『右衛門府』という役所があり、その仕事についている人を『左衛門』『右衛門』と通称で呼んだのが、江戸時代になると、役職に関係なく人の名前につけて呼ぶことが流行したのですね。問題はなぜ【うえもん】と言っていたのに【えもん】になってしまったのか。『右衛門』は、元々は【うゑもん】。【ゑ】は「we(うぇ)」に近い発音で、「uwemon(ううぇもん)」だったようです。それが「u」と「we」の発音が一緒になって「wemon(うぇもん)」。その後、【ゑ】と【え】の発音が区別されなくなり『右衛門』と書いて「emon(えもん)」と発音するようになったのですね。平安時代の発音は今とはまったく違っていたようですよ。【ゑ】もそうですし、【ゐ】=「wi(うぃ)」という発音もありました。また『さしすせそ』は【しゃししゅしぇしょ】。『はひふへほ』は【ふぁふぃふふぇふぉ】に近い発音だったといわれています。しかし、現代になってこの発音が全く無くなってしまったかというとそうでもなさそうです。東北や九州には「背中」を【しぇなか】。「」を【かじぇ】という発音が残っているといいます。いにしえの音もしっかりと受け継がれているのですね。

「五右衛門」"右"は読まない?

 

「おかあしゃん」は日本古来の発音だったのです。

 

もともと右衛門の「衛」は「え」じゃなくて「ゑ」だった

出典upload.wikimedia.org

ワ行の「ゑ(we)」で「うぇ」と発音して

 

右衛門=うゑもん=ううぇもん→えもん となったのです。

大久保彦左衛門=ひこざえもん は母音が重なっていないのでこのままです。

だったら「右」は書かなくていいのに、そうはいかない。日本語は難しい。

 

したっけ。

 

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コメント (16)
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倉内佐知子

「涅槃歌 朗読する島 今、野生の心臓に 他16篇(22世紀アート) 倉内 佐知子 22世紀アート」

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