サギ師と政治家は、ロジックで人々をだます。無いもの無いと証明することは困難だが、まるで有るように印象づけるロジックのテクニックにこんなのがある。ある男が道に砂を撒いているのを不審に思った人が何をしているのか尋ねると、「ワニを追っ払っているんだ」と答える。「街のど真ん中にワニなんかいるわけないでしょう」と言うと、「ほらね、砂を撒いた効き目があるでしょう」。
安斎育郎さんは、著書「街でうわさの戦争と平和」(かもがわブックレット)でこの話を紹介し、冷戦構造崩壊後も「仮想敵国」を作ることを批判している。
軍艦、ミサイル、戦闘機まで配備し、沖縄の住民まで巻き込んだ朝鮮民主主義人民共和国の「弾道ミサイル」騒ぎ。「自衛隊」と「弾道ミサイル」、どこか「砂撒き男」と「ワニ」に似ていませんか?
(セージ)
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