日教組の関東ブロック・カリキュラム編成講座が、8月17、18日に開催されました。
今年の開催は茨城県の水戸でしたが、使用したホテルが半年前に改修し終え営業を再開した事や、まだ市外にはいたるところでブルーシートに覆われた家屋があることなどを聞き、あらためて、3・11の東日本大震災のすさまじさを思いました。
東京からは栄養職員部の武高子さんが、環境教育の分科会で、「食の安全を考える」というテーマで報告しました。武さんは福島第一原発の事故の影響を多くの保護者が心配している、給食試食会の際に放射能汚染について保護者とともに学習会を行った結果について、報告しました。そして、「食教育」とは学校において栄養職員、教員、主事、という様々な職種の人間が連携する事により根付くという事を強調していました。会場からは、今年栄養職員になった若い人から、食材の放射能数値を毎回計り公表しているが、生産者でもある地元の人から公表しないでほしいといわれ、今話し合いの最中であるという、深刻な問題も提起されました。講師の野田さんからは、きちんとはかる事により問題がないということを理解してもらう事に尽きるとの回答がありました。
今回は他にも、社会科教育、学力の二つの分科会が設定され、活発な討議が交わされました。暑い水戸での二日間でしたが、多くの成果を得る事ができました。
(カンナ)
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