東京教組(東京都公立学校教職員組合)

教職員のセーフティーネット“東京教組”

大雪の日の独立宣言

2014年02月10日 | インポート

Photo 2月8日、東京は45年ぶりに27cm積もる大雪になった。今から95年前の1919年も東京は30年ぶりの大雪に見舞われた。この日、朝鮮の3.1独立運動の導火線となった「2.8独立宣言」が、日本語と英語に訳された独立宣言文、決議文、民族大会召集請願書として日本の議員、政府要人、各国駐日大使、内外言論機関宛に郵送された。
 その地が在日本東京朝鮮YMCA(現在の在日本韓国YMCA)の講堂。東京教組から歩いて10分ほどのところにある。ここに、右の写真の「朝鮮独立宣言一九一九 二・八記念碑」がある。
 宣言文はソウルにも伝えられ、3.1独立運動を引き起こす導火線となった。この運動は、中国の5.4運動にも影響を与えた。独立宣言文は、次の言葉で結んでいる。

 わが民族は高度の文化をもってからすでに久しい。そしてまた半万年にわたる国家生活の経験をもっている。たとえ多年の専制政治の害毒と境遇の不幸がわが民族の今日を招いたものであるにせよ、今日より正義と自由とにもとづく民主主義的先進国の範に従い、新国家を建設するならば、わが建国以来の文化と正義と平和を愛好するわが民族は必ずや世界の平和と人類の文化にたいし貢献するであろう。ここにわが民族は日本および世界各国にたいして自決の機会を与えることを要求する。もしその要求が入れられなければ、わが民族はその生存のために自由な行動をとり、わが民族の独立を期成せんことをここに宣言する。

 東アジアの平和と日本の独立について考えさせられる記念碑だ。


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