東京教組(東京都公立学校教職員組合)

教職員のセーフティーネット“東京教組”

終わらない戦争

2012年12月07日 | インポート
Photo12月1日。青年部の東京大空襲学習会。25人が参加してくれた。
初めての語り部の方だったが、とても考えさせられる話をしてくれた。
今回の語り部は「戦災孤児」。
戦争で両親をなくし、戦争孤児としてものすごい差別を受ける。
そんな、終わらない戦争について話をしていただいた。
僕らは歴史を教える。
でもその歴史はさかのぼるほどに国家、権力者、有名人の歴史になる。
なぜならさかのぼるほどに資料は減るから。
でも、今回のように市民の歴史を学ぶことは絶対に必要。
その中で学ぶことはたくさんある。
改めて、教師は一つの事象に対して、様々な視点から向き合わねばと思わせる学習会だった。
組合に入っていない教職員からも、たくさん感想をいただいた。

〇知らないことばかり。知ってよかったです。また参加したいです!
〇聞いたことで満足するのでなく、自らも積極的に学び正しい理解をしていきたいです。子どもたちに語れる教養、経験を積んでいきたいです。学ぶべきことが多いのでまたの機会もぜひ参加できたらと思います。ありがとうございました。
〇日本における平和教育が被害の歴史に偏っていること、戦争の悲惨さに重きを置いていることに違和感を持っていて、そのせいもあり東京大空襲に関してはほとんど意識を向けたこともなく今まで生きてきました。しかし今回の学習会で色々なことを学び、さらに語り部さんの話を通じ、国家と戦後補償の問題についても改めて考えることができました。国家は意識的に国民から戦争の記憶を忘却させようとしているのかなぁと感じています。教師が意識的に子どもたちを「思考できる主体」にしていってあげなくてはいけないと改めて思いました。
〇初めて戦争孤児の話をうかがって、市民の歴史のリアリティを感じ、考えさせられました!スカイツリーで活気づく街になんだか怖さも感じました。参加させていただきありがとうございました
〇貴重な経験、考えるキッカケをありがとうございました!


参加してくれたみなさま、ありがとー!!
                 (陸軍戸山学校跡軍楽学校演奏場.)


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