日々の記憶
建築家 筒井紀博のブログ
KIHAKU's blog



スマトラ沖地震の津波の映像がニュースで流れている。

そこに映し出される光景に震えた。

10月にバリ(インドネシア)へ旅行した際に、とても華奢な構造の建物をみて現地の人に聞いてみると、インドネシアでは地震が無いから大丈夫!と笑顔で答えていた。

バリは震源から離れているので直接的な被害はあまりなかったと思うが、今回、被災した地域もおそらくバリの建物と大差ない建物ばかりだと思われ、そこにM9.0の地震が来たとなると、その被害は想像を絶する。

日本の建物は世界的にみても非常に高い構造強度を保有している。
しかし、あの映像をみてわかるように自然の力は強大。
その力に人工的な力で対抗するにも限度があると思う。

構造的にも自然の力を逆に利用してしまう合気道の考えのような構造が考えられないのだろうか。


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