goo blog サービス終了のお知らせ 

KIHAKU's blog

日々の記憶
建築家 筒井紀博のブログ

薄れない記憶

2017-02-14 17:11:01 | Weblog
2月11日、建国記念日は愛犬タロの命日です。
今年は出張だったので、1日早く実家に花を手向けに行きました。

タロが他界してからもう16年。

小学校5年生の時に生後2ヶ月だったタロがやってきて、ともに過ごした17年間。
当時の柴犬としては長寿だったと思います。
タロは兄弟同然の存在で、彼が亡くなった後のポッカリと心に空いた空虚感は16年経った今でも埋められていないかもしれません。

日々、様々な記憶が失われる中で、タロのぬくもり、声、足音までもが、まだ鮮明に記憶に残っています。
不思議ですね。

会いたいなぁ。

建築家のブログランキングへ

犬目線

2015-02-13 14:42:33 | Weblog
2月11日、建国記念の日は愛犬タロの命日です。
よく花の横に行ってポーズを決め、「写真撮って」と言っていたタロ。
花が好きだったのか、、、毎年この日は花を墓に手向けます。
今年は菜の花。

もう彼が他界してから14年が経ちます。
最近は愛犬家住宅の依頼も多く、「筒井さんはわんちゃん飼ってるんですか?」と問われますが、今はまだ飼えません。
タロの温もりが、鮮明に手のひらに残ってるんですよね。
彼のにおいもちょっとした仕草も。
つい先日もタロの夢をみたばかり。

幼少の頃から共に育ったため、ペットではなく兄弟の感覚なのかもしれません。

最近はよく「犬と快適に暮らす家」として、商品や住宅が紹介されておりますが、私が考える愛犬家住宅は少し異なります。
よく目にするのは飼い主が快適にわんちゃんと暮らせる仕掛けですが、私の場合は基本的に犬目線。
ともすると、飼い主よりも愛犬が快適に暮らせる空間を提案しかねません(笑)

このようなことを書いていると、愛犬家住宅の設計依頼が少なくなってしまうかもしれませんが、本当の意味での家族としての愛犬と快適に暮らすことのできる住宅をこれからも提案し続けていきたいと思います。

街の歴史を語る権利

2013-10-22 21:16:46 | Weblog
近代建築の三大巨匠の一人、ル・コルビュジェ。
彼の生誕125周年を祝って、コルビュジェの故郷ラ・ショー=ド=フォンに拠点を構える高級時計メーカー「ジラール・ペルゴ」が世界限定5セットの記念モデルを発売しました。
このうちの1セットが日本に上陸し、販売されています。

というわけで早速見に行ってきました。

コルビュジェとゆかりの深い3つの地をモチーフとした3本の時計。
この小さな世界にちりばめられたコルビュジェ感。

時を刻む時計が、そこでは街の移ろいを表現しているようでした。

ちなみにお値段は1000万円を超えております。
3つの街の移ろい、歴史を語る権利が与えられる時計・・・到底手の届く金額ではないのですが、魅力的ですね。

一輪のガーベラを・・・

2013-02-12 21:24:25 | Weblog
2/11建国記念日は17年以上共に暮らした愛犬タロの命日です。
彼が他界してから今年で12年。
ようやくタロのお墓を作りました。

彼が生まれた山梨が産地の甲州鞍馬石、この石を昨年の命日に山梨に赴いて購入。
これを持ち帰り、自ら手作りしたお墓です。
あまり作り込まれたデザインのモノはイメージできず、石の持つ本来の荒々しさと繊細さ、そして甲州鞍馬石のもつ独特のぬくもりを活かしたお墓にしてみました。
甲州鞍馬石は表面に赤褐色の錆が浮き、柴犬のタロの毛並みにどことなく似ています。
束石として売られていた石なので、その形は丸みを帯び、どこか愛嬌漂う形はタロの表情にも共通するような・・・

命日だった昨日、日の傾きかけた時間に実家へ訪れ、お墓に一輪のガーベラを手向けました。
目をつむり、そっとお墓に触るとタロの温もりが鮮明に蘇ります。
思わず話しかけてしまうほどに・・・

不思議な感覚。

(ずっとタロは心の中にいるんだな・・・)

そんなことを改めて感じ、胸の奥底に小さな温もりを感じたヒトトキでした。

色を広めること

2013-01-07 13:15:26 | Weblog
あけましておめでとうございます。

事務所も設立して10年を超え、我々の置かれている立場も少しずつ変化していることを実感する日々。
自らの色をより明確に濃く進めてきた10年。
11年目の今、その色を広めることにも少し力を注ごうかと思っています。

新たな試みにも積極的に取り組み、より多くの方々と協力、楽しみながら新たな年、新たな10年を過ごしたいと思います。

今年もよろしくお願い致します。