イーハトーブ岩手の水ブログ

岩手の渓流や三陸の海、みちのく奥州の自然にまつわる出来事や話題を伝えます。更にFM岩手「水のラジオ」の情報も掲載。

雨の岩釣協ヤマメ釣り大会in閉伊川水系

2009年05月19日 | 釣り師の独り言
タイマグラの朝、いつものように川の流れの音で目が覚めた。
時計を見ると午前4時半。目覚ましがなる前に起きてしまった。
17日の日曜日は岩手県釣り団体協議会のヤマメ釣り大会があり
朝5時から川内のやまびこ産直駐車場で開会式があるが、とても
間に合わないので事務局長にお任せする事にしていた。
僕は検量と記録担当だから、10時頃までに刈屋川に到着すれば
いいだろうと考えていた。

4時半に目覚めたとはいえ、少しも慌てることなくのんびりと
タイマグラの朝を堪能していた。
冷たくて美味しい水で顔を洗いながら、湯を沸かしカップスープ
とカツサンドの朝食。ついでにブルマンブレンドの珈琲。
さて、10時までどこで釣ろうか・・・・?と考えた。

薬師川は雪代でとても釣りにはならないので、小国川から下流で
ライズが期待できそうなところをあれこれ考え、釣り下るつもり
でいた。
僕のキャンプの撤収は早い。なにしろ道具立てがシンプルだから
ものの5分で片付いた。そしてキャンプ場を後にしたのが5時半。
20分ほどで小国川のポイントに着き、川を眺めるとライズがあ
る。そこでウキウキと川に入り、ライズを狙ったのだが・・・出ない。
どうもフライが合わないらしい。
フライをとっかえひっかえして挑んだが・・・出ない。
しばらく岸辺でライズを探したが、パッタリと止まっている。
虫も飛んでいない。そのうちに小雨が振り出した。
これじゃ今日は駄目かもしれない・・・。そう感じた。

案の定、本流や下流域の支流に場所を移したが、釣れるのはチビ
ばかりで、とても検量できるサイズじゃない。
最後の望みの刈屋川でもチビばかりだったので、諦めて竿を納め、
検量場所の橋の袂で珈琲を炒れながら役員が戻るのを待った。

今年の大会は、県南支部の大会と重なり参加者が極端に少なく、
60名程度の参加で行われた。
優勝は、5尾合計550gを釣った山翡翠会会長の佐々木淳さん。
流石は腕達者。そして上位入賞の常連・釣り本家の会の佐々木秀
樹さんが第3位。やっぱりこのての大会では本来の実力の差が結
果にでるようだ。

大会は午後1時には終了し、帰り道は遠野の猿ヶ石川水系で竿を
出して帰ろうと考えた。がしかし、午後になって雨は本降りにな
り、今回に限ってレインウェアを忘れた僕はとても釣りをする気
になれず、そのまま遠野経由で帰路に着いた。

帰りの峠道、新緑の森がとても美しく、車を止めて写真を一枚。
山笑う季節・・・・これから岩手の森がうごめき始める。

今週の木曜日には、FM岩手「野遊び倶楽部」の収録ゲストとし
てタイマグラの澄川嘉彦監督を迎える。さて今回はどんな選曲に
しようか・・・・今から悩んでいる。