イーハトーブ岩手の水ブログ

岩手の渓流や三陸の海、みちのく奥州の自然にまつわる出来事や話題を伝えます。更にFM岩手「水のラジオ」の情報も掲載。

透明な流れを求めて

2009年05月11日 | 釣り師の独り言
GW気分も抜けない週末の土曜日、釣れなくてもかまわないので
どうせなら水の綺麗な透明な流れの川を捜し歩いた。
翌日曜日には、家の田植えがあるのでこの日ぐらいは一日中
川で時間を過ごしたいと考えていた。
連休最後の6日の釣りはイマイチだった事もあって、納得のゆく
川の時間を求めていた。

朝8時過ぎに家を出て、まずは砂鉄川に向かったが、やはり田圃
の濁り水が入っている。そこから矢作川に行こうとも考えたが、
3月に下見であきらめた室根大川にチャレンジする事にした。
大東からは峠一つ越えるだけで室根に着く。
がしかし・・・・上流は水量が少なく、中流域に入るとやはり川は
濁っていた。
そこから津谷川を目指そうかとも考えたが・・・
室根山をかすめる道から矢作川に行ける事を思い出した。
狭く険しい峠道を何とか登りきると、そこには大東町のレクリ
エイション施設「アストロ・ロマン大東」がある。
その駐車場に車を止めて小休止。
標高が高いせいか、あたりの景色は4月中旬のようだった。
これならばコシアブラもあるだろう・・・と思い立ち、
道路わきのやぶに入り30分ほどコシアブラ採りに興じた。

その後矢作川に向かいいつものポイントに着いたのが11時。
矢作川はいつもどおり川底までハッキリ見える透明な流れ。
しかし釣れる魚はチビヤマメばかり・・・・。
一時間半ほど釣り上がったが、釣り荒れた感じが濃かったので
一旦川を上がり、昼飯にするkとにした。

この川の上流には「清水の湧口(しずのわっくつ)」という
岩手の名水二十選に名を連ねる湧き水がある。
その湧き水のほとりで、いつものように即席袋麺で昼食にした。

そこから上流は、浅く狭い流れなのでそれほど期待はしなかった
が、まずは綺麗な流れを歩きたかったので軽い気持ちで入った。
すると・・・・・ふくらはぎ位の浅い流れから7寸程度のヤマメがいき
なり飛び出した。フライは#14ソラックスダン。
あとは面白いように狙った流れから7寸前後のヤマメが立て続いた。
山村を流れるその川を4時間も釣りあがってしまった。

5時過ぎにはイブニングライズもはじまったが、次回のために
竿を出さずに川をあがった。
スタイルを解いてから川のほとりでライズを眺めながら珈琲を
煎れてしみじみと味わった。
久々に満たされた時間だった。