toshiの「読書日記」

忘備録を兼ねて読んだ本の感想などを書いています。個人的な感想なので不快に思われたりすることも有るかもしれませんがご容赦。

「青空に飛ぶ」 鴻上尚史

2017年10月08日 | 読書日記
クラスの中で一人いじめの対象になっている主人公が特攻隊の生き残り佐々木友次に興味を持って調べ始める話。

物語が進み始めると、友次の話と現実のいじめの話が交互に登場する構成になる。
それまではひたすらいじめの話ばかり続き、そのいじめがあまりにひどくて読むのが嫌になり投げ出したくなるが、その後もいじめの話は過激になる一方でそっちのパートは読むのが辛い。

友次に自分を重ねたり比較しながら主人公は悩み続けるが、ラストに救われる。
こんなラストが用意されているならもっと早くそうしてあげたかった・・・と無理なことを思ってしまった。






講談社
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする