おはようございます。
第3章の第4節は、ネットワーク社会の教育市場が目覚めるのは21世紀、でした。第三章の、教育に関する記述だけを紹介します。例によってkoderaの4項目箇条書きです。
・3D-CGを使い、歴史や進化を面白く教育
・エデュテイメントタイトル提供に夢を描く
・サーバー博物館を音楽と彫刻の教育に利用
・ネットワーク社会に役立つアプリ教育に期待
用語は古臭い、でも書いてあることは妥当かも。でも、ネットワークによる教育は宣伝されているほどは伸びていないのかも。大学の先生や国研の先生が時々テレビで宣伝しています。大型施設のイベント展示会は夏休み親子連れで人気です。でも、それだけかも。何のために役立つのか、功罪半ばかも。
親子交流活動は何でも大事です。でも家の市民クラブなら小学生以下は無料です。大人も2時間500円。昨日は、小学生以下が4人も来ました。仕事ができそうな親ほど子供と熱心に打ち合っています。私は主催者だから打ち合いますが。
この章で強調したかったのは、ネチズンとネチケットの言葉でしょう。インターネットの初期の頃、これらが流行しました。この本を書いていた当時です。今は廃れた言葉ですが、ネチズンは、ネットワーク社会の先端を行く知識人のように言われていました。
しかし、ネチズンは頭でっかち。神戸の大震災で一番役立ったのは体育会系のボランティアだったのでは。この章で問題提起しています。情報をネットで検索するより、瓦礫の山から大事な物や遺品を探す事は難しいと。実行を伴って情報は価値があると。実践好き故の言葉です。3Kが好きなネチズンに期待するとも。ここで閃きました。高校の情報クラブが成果があったのは、リーダーが3代続けてそんな性格の持ち主でした。
そしてネチケットはネットワーク社会で生きるためのエチケットを省略して作られた造語です。基本は簡単、今も大事な言葉です。受信メールはすぐ返事する。人の情報を引用した場合、出典を明確にする、人を中傷しない、などなどが書かれています。幼稚園の教えだとも。マルチメディアの言葉が生まれた時から、さらにメディア企業が誕生した時から、いいえ昔から、生きる術の教えでした。苛められにくいための必要条件です。
できない子供や大人がたくさんいます。むしろ、メールの返事をすぐくれる人は開成卒や東大卒や医学部の学生に多くいます。間違えありません。応答時間が優秀さを表す、はkoderaの112番程度の法則。一部の人はすぐ返事をくれます。その例証です。昨年私は入院したと病院のベッドからメーリングリストで連絡しました。返事は開成卒と東大勤務の人と、大学のコーチのバド関係者と、会社の元同僚二人と、非常勤時代の元同僚二人だけ。情けないは嘘。面倒でないから嬉しいのです。
ネチケットはネット時代の生きる力の尺度です。情報教育こそ、ネチケットの教育でしかるべき。ネチケットの習慣を子供さんにつけさせるのがコンピュータ教育の真の目的だと私は考えています。
今日はここまでにします。