創造性の開発 新規商品を企画しよう

新規商品企画の成功学
求むる所第一義
随時随所楽しまざるなし

電子財布の説明

2017-08-09 04:32:01 | Weblog

 おはようございます。

 私はこの本を書いていた当時から、ECはプリペイドカード、電子の財布、デジキャッシュなどと言われていた方式が最有力だと思っていました。今も使っているのはこれだけと言って良いECの利用者です。これはカードにサインも、支払いにサインも要りません。個人情報保護を徹底できます。

 私がこのようなプリペイドカードを利用したのはスイカが最初でした。今はスイカだけでなく、ナナコやWONなども使います。複数のカードを携帯しています。それぞれに、以前財布に入れていた現金ほどの金額を入れています。失くしても我慢できる範囲ですので。

 この本を書いたのは95年、アメリカのベンチャー企業や大手が各種のECの方式を提案し、しのぎを削っているとの説明がありました。プリペイドカードについてもです。意外でした。アメリカのネットスケープ社とインテュイット社が始めたマスターカードによるECが有力との記述がありました。プリペイドカードもしていたのでしょう。

 その特徴の説明がありますが、小切手の電子化でした。ECやプリペイドカードの突破口になったのかもしれません。この本もプリペイドカードの利用が進むと予想しています。日本ではプリペイドカードにATMで金額登録機能があれば普及するとあります。スイカはもっと容易でした。切符販売機でも、銀行口座の登録でも簡単に金額を追加できます。流行るわけです。

 一方、アメリカは小金持ちも自動車通勤です。電子の財布に金額を追加するなら、インターネットを利用するバンキングサービスを始めることになるでしょう。当時もパソコン通信を利用し、ATTはチェックフリー社のプリペイドカードの方式を始める、各種のホームバンキングサービスを開始するとアナウンスがありました。

 なおチェックフリー社はヘルスクラブ向けソフトサービスの会社でした。会員登録と会費徴収を容易にするシステムを開発し急成長していました。なお、今もアメリカもVISAとマスターカードなどのカード決済が主体です。アメリカは現金を現場で追加できるプリペイドカードが主流ではないようです。

 日本タイプのプリペイドカードをアメリカで普及させるのは難しいように思えますが、日本はこれからも現金追加が主流かもしれません。使い勝手が良いからです。コンビニも、駅の切符販売機もたくさんあります。サインはいらず、駅中に適しています。少なくとも私は満足しています。

 今日はここまでにします。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする