創造性の開発 新規商品を企画しよう

新規商品企画の成功学
求むる所第一義
随時随所楽しまざるなし

言い古された話でも

2017-08-08 04:22:30 | Weblog

 おはようございます。

 MUDの話に続いて、言い古されている話が書かれていました。商流である情報の流れと、物流を分離することがECの基本であると、です。古い物流と結びつき、新しい課題を解決するサービスが実現するだろう、とまとめています。

 今考えたら、当たり前と言います。古い物流をどのように用いるかが勝負、難しいのです。私は情報システム開発力が勝負だと考えています。運転手の尻をはたくことは考えません。運転手と自動車を情報武装する考え方です。当時はそこまで思いが至っていませんでした。

 商流と物流分離はアマゾン成功の所以でしょう。誰もが知っていることです。でもこの時点ではアマゾンは単なる本屋さんに過ぎなかったと覚えています。古本や電気製品や食材を大々的にやるとは予想できませんでした。新規事業に大枚の先行投資をしたのがアマゾンの成功の秘訣でしょう。質より量のように思えますが、やはり情報システムへの投資が莫大だったはず。

 量も質も平均志向の投資を継続するしかできないのが日本企業。無理でしょう。情報系企業ですら、紺屋の白袴。情報部門にいるのは二流選手かもしれません。銀行系とは大違いかも。でも、銀行ですら頭脳トップは企画部門にいるのかも。実践より、論の口、安全運転の結果でしょう。

 当時、大阪ガスの今夜の料理サイトが非常に人気になっていました。大阪ガスは珍しい会社でした。何時か話をします。このサイトは働く女性の味方でした。今はタニタのサイトも人気です。最近はユーチューブの早送りで作り方を見せるサイトが人気のようです。

 共働きが増えると言うことは、お料理を教えてくれる、または余裕があり、教えてもらえる家庭婦人が減ったと言うこと。ますます料理サイトは可能性があり、工夫のしどころでしょう。そのような新規事業の発想ができる説明かもしれません。

 でもそれも今では当たり前です。今からなら、さらに工夫の新規事業が必要かも。健康や医療や癒しと結びつき、利益を出せるECが可能になるかもしれません。でもますます高度な情報システムへの投資が必要になりそうです。受付業務は容易にできても、クレーム処理システムにひと工夫もふた工夫も必要かもしれません。

 人気の食材ECサイトが評判を落とす原因は不味いクレーム処理にあるのかもしれません。AIを用いたクレーム処理システムは私が若くて食品や医薬品の情報部門にいたとすると、会社に提案したい課題かもしれません。

 今日はここまでにします。

コメント
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