徒然にふる里を語る

 一市井の徒として、生まれ育った「ふる里」嬬恋村への思いをつづります。

結果

2020-10-27 10:02:45 | Weblog

 畑仕事が終わった途端、生活にメリハリが無くなった。一日中、娘と孫と顔を合わせてばかりいられず、時間の過ごし方を考えなければならない。今までは、畑に出れば何らかの仕事があったが、一つ行き場を失った。

 庭の柿の木が始めて実った。「桃栗三年柿八年」というが、丁度そんな時期だ。今の幼木は5,6年で実を付けると言うが、最初の剪定を失敗し、遅れてしまった。亡くなった知人は、私よりも2,3年遅れて植えた筈だが、今年は実った。 

 柿の種類は聞かなかったが、多分、次郎柿と禅寺丸だと思う。2本並んで植えてある。私のように思い付きとは違い、計算して植えたに違いない。私はそれを見て雌雄を持つ禅寺丸を植え込んだ。次郎柿一本では種が出来ず、渋柿となるらしい。

 今年、初めて花が咲き数十個実を付けたが、途中で落下してしまった。今、実っているのは5個だけだ。受精不良、日照不足、栄養不良などの原因がありそうだが、この秋の施肥から真剣に取り組もう。

 何事にも思い付きでは結果が出ないことを散々経験してきたが、70才過ぎてもそこから脱却できない。熟慮が足りず、熱するが覚めるのも早い欠点が出ている。人間の性分は変わらないようです。

 初めて実った貴重な5個です。