徒然にふる里を語る

 一市井の徒として、生まれ育った「ふる里」嬬恋村への思いをつづります。

義理

2020-10-26 10:57:40 | Weblog

 何十年もお世話になった方の訃報に接し、落ち込んでいる。入院していたことは知っていたが、この社会情勢では会いに行くこともできなかった。昨日、家内と弔問に伺ったが、もう一度話をしたかった、という思いが消えない。

 自分の年齢を考えると、これからはそんな惜別が増えるのだと考えると、義理だけは果たしておかなければ、と改めて感じる。議員を止めて意識的に行動範囲を狭めてきたが、不義理を重ねているような気もする。再考しなければ。

 昨日で畑の作業がすべて終わった。今朝から収穫したネギを庭で干している。ネギには力を入れる筈だったが、相変わらず赤サビ病が解決できなかった。適宜に消毒できなかったことが原因だろうが、不満が残ってしまった。

 ネギの表面がパリパリに乾くまで干して、米の空き袋に入れて冬を越す。新しい芽が出て2月くらいまで食べられるので、非常に貴重だ。雪深い里の知恵だろうが、ネギの習性にも感動ものだ。

 家内は青い部分はいらないので、赤サビが気になるなら、切って保存しても良いよ、と言うのだが、作った私には愛着もあるので、そのまま保存する。今日一日干せば大丈夫かな。

 秋晴れの空だが、気分は思い。

 今日の写真は自然薯の球芽、ムカゴです。自然薯は霜が降りないとアクが残ると言われ、霜が降りるのを待って、掘りに行くのだが、タイミングを外すと葉が落ちて自然薯の場所が分からなくなる。そこで、前もって目印を付けておいたものだ。