徒然にふる里を語る

 一市井の徒として、生まれ育った「ふる里」嬬恋村への思いをつづります。

得意

2020-05-12 11:15:18 | Weblog

 裏山の畑に行く道脇にアケビの花が咲いている。気になっていたので、デジカメを取り出し、朝一番で数枚撮った。アケビの花には思い入れがある。平成15年だったと記憶しているが、花を得意とするプロの写真家と知り合った。当時、朝日新聞の「花おりおり」シリーズを担当していたので、嬬恋でもご存知の方がいると思う。

 詳しい経緯は忘れたが、その方からフレームに入ったアケビの花の写真を贈られた。雨上がりの朝だろう、濡れた花弁に時が止まったような感覚を覚えた。プロの写真家の凄さを改めて知った一枚だった。そのまねをして、庭のアケビを撮りホームページ 「嬬恋物語」で公開したこともあるが、思い出せば恥ずかしくなる。それが縁で、毎年、彼の作品「花彩々」のカレンダーを貰っている。

 以前、赤紫の濃いアケビの写真を公開したが、写真は私たちが「石アケビ」と呼ぶ種類だ。昔は、秋口になれば子供たちが先を争ったが、今では振り向く者もいない。口にすれば、糖度も充分で結構いけるのだが、難点は種が大きく数も多いいことだ。子供の頃、夢中で食べて消化不良を起こしたことがある。

 このメシベに実が付く頃には、コロナウィルスの感染も収束しているだろうか。

 畑の作業がようやく追いつき、アケビの花に心寄せてる日。