徒然にふる里を語る

 一市井の徒として、生まれ育った「ふる里」嬬恋村への思いをつづります。

心象

2020-05-01 14:39:41 | Weblog

 5月と言えば嬬恋では木々の芽が吹き出し、草花が色づき、自然の息吹を感じる最高の季節だ。例年だと、明日は集落をあげて五穀豊穣を祈願する八十八夜祭が始まる。早々に今年は中止の回覧が回った。今朝の道路愛護のオテンマも取り止め、と伍長がふれてきた。

 すべての風景がくすんで見えるのは、私の心象を反映しているのだろう。収束の見えない状況に、やり場のない怒りが湧いてくるが、今は耐えるしかない、と言い聞かせている。学校に行けない子供たちを見ていると、胸が痛くなる。昨日facetimeをした孫たちも、母親の休暇に伴い、狭い部屋に閉じ籠っているようだ。夏になれば爺ちゃんが野菜を送るから、としか言えなかった。

 突然、政府が「9月入学」の検討を始めた、と報じられた。「9月入学」の是非は兎も角、子供たちの置かれた状況を何とかして欲しい、と考えるのは、私だけではないだろう。現状では親も子も疲弊するばかりだ。子供たちが政策の道具になっては堪らない。

 5月早々の愚痴はこれくらいにします。午前中、畑仕事に頑張りました。